「子どもの制服が小さくなって新品を買いに行くと料金が高い。上と下合わせても5万円くらいする。厳しいです」(中学2年の子を持つ親)
中学2年の子どもの制服を探す母親がやって来たのは札幌市北区あいの里の学校制服のリユース店です。
「60校、3000点くらいの制服を並べています。お客様から無償で提供してもらった物をクリーニングして販売しています」(道新よしむら 制服リユース 田辺麻奈美さん)
学ランやブレザーはもちろん、リボンやネクタイなどのアクセサリーやジャージなどの体操着も取り扱っています。
実はここに並ぶ品物はスーパーなどに設置されたポストに元の持ち主が寄付したものです。
「制服の上着が3500円。ズボンやスカートは3000円。上下合わせて1万円前後で揃えらえると思う」(田辺さん)
2025年、札幌の公立中学に通う男子生徒の制服は5万円を超えましたが、ここでは1万円前後で揃えられます。
この店の営業は4年前。
きっかけはあの混乱でした。
「コロナ禍で制服を着ずにジャージで登校する期間が長く続きほとんど制服を着ないまま式典で着られただけの綺麗なままの制服が捨てられる。誰か貰ってくれる人がいればという声が友だちのあいだでも多く聞かれて」(田辺さん)
「新品で絶対に揃える必要がある物はジャージや靴もある。中古で揃えられるならありがたいので(娘は)最初は嫌だと言っていたが公立でなく私立に入学することになりお金かかるから、それならと」(新入学生の親)
家計を圧迫する子どもの制服。
値上がりしている理由は物価高ばかりではないと、千葉工業大学の福嶋尚子准教授は指摘します。
「アイテム数が増えているということ。制服といってもジャケットとスラックスとスカートがあればいいわけでなくワイシャツやベストやセーターとか、もしかしたら靴下とかベルトとか、増やそうと思えばいくらでも学校指定の制服は増やしていける。買うものが増えれば、自然と負担額が上がっていく」(千葉工業大学 福嶋尚子准教授)
日々大きくなる子どもの体。
制服のリユースを賢く利用して出費を抑えてみてはいかがでしょうか?