新潟県阿賀町では、冬の寒さに耐え育った“雪下にんじん”が出荷のピークを迎えています。今年も多くの雪の下で甘く仕上がったということです。
3月6日、雪が残る阿賀町の畑で収穫が行われていたのは雪下にんじん。
冬の間、雪の下で眠らせることで甘みやうまみが凝縮するとされています。
【奥阿賀野野菜生産組合 渡部悦男 組合長】
「とにかくえぐみがない。そして、甘みを強く感じるのが特長」
阿賀町では6人の生産者が栽培している雪下にんじん。
今年も多くの雪が積もりましたが、このところの暖かさで例年以上に雪どけが早く、収穫が急がれる中、生産者たちは畑から手際良くにんじんを掘り出していました。
【奥阿賀野野菜生産組合 渡部悦男 組合長】
「出芽率が結構よかったので、量もいっぱい取れると思う」
ただ、その収穫作業は想像以上に体力を要します。
【氏田陽菜アナウンサー】
「重い。全然(スコップが)入らない。全体重をかけても、土が水分を含んでいて重いので、全然入ってくれない」
ニンジンを傷つけないよう、気をつけながら土にスコップを入れるだけでも一苦労…。
【氏田陽菜アナウンサー】
「出てきました。オレンジ色のニンジン。触ると、ひんやりと冷たいです」
栽培や収穫の苦労はありながらも、その分、増した甘みは格別だと生産者も太鼓判を押します。
糖度の数値以上に甘さを感じられるというその味は?
【氏田陽菜アナウンサー】
「甘くてみずみずしい。フルーツのような甘さが広がって、サクッとした歯応えですごく食べやすいです」
【奥阿賀野野菜生産組合 渡部悦男 組合長】
「生が一番おいしいけど、好きなように調理していただいて。特にお子さんに勧めてもらえれば、ニンジンのくさみが一切ないので、好きになってくれると思う」
冬の厳しい寒さに耐え、味わえる春の恵み。
阿賀町の雪下にんじんは3月上旬までの出荷で、今年は去年より4トン多い、10トンの出荷が見込まれ、新潟市西区の農産物直売所で販売されます。