東京・代々木公園で毎年1月に開催されている「ご当地鍋フェスティバル」。2025年「山形のいも煮」で3連覇して殿堂入りを果たした鶴岡市のグループが、2026年は別の鍋でチャレンジした。その結果は…。
4日午後、庄内町の飲食店で、全国の自慢の鍋が集い人気投票で味を競う「ご当地鍋フェスティバル」に出場した「肉彩工房 鳥すず」の店主・佐藤隆一さんと、息子の倉田公平さんが鍋の仕込み作業を行っていた。
(佐藤隆一さん)
「これは東京代々木でやった鍋フェスに出した鍋を再現して作っている」
2026年1月下旬に東京代々木公園で開催された「ご当地鍋フェスティバル」。
2025年に「山形いも煮」で3連覇し殿堂入りを果たした佐藤さんたちは、新たな鍋で挑んだ。
(佐藤隆一さん)
「これが番屋の漁師鍋です」
2025年に殿堂入りを果たした「芋煮」をベースに、「玉こんにゃく」や酒田産の「雪下ネギ」、庄内沖で獲ってゆでた「スルメイカ」をこれでもかとたっぷり。
庄内の食材と内陸風芋煮が鍋の中で1つになり、まさに山形を詰め込んだ1杯となった。
(佐藤隆一さん)
「小屋みたいな所で、漁師が網を作ったり直したり、ご飯食べたり酒盛りしながら、そういう所が番屋。魚をたくさん入れて鍋にしたのが漁師鍋で、そういう鍋を思いながら作った」
佐藤さんの長男で、店の跡を継ぐため勤めていた県漁業協同組合を退職してチームに加わった公平さん。
庄内の魚介の魅力を多くの人に届けたいと、古巣の漁協の仲間とも協力し、食材の選定や確保・鮮度を保つ輸送法などを検討してきた。
(倉田公平さん)
「漁師のみなさんにもお世話になったので、少しでも恩返しできたらと父に相談し、こんな鍋ならどうかというところから話が広がった」
毎年約6万人が来場し、人気投票で順位を競うご当地鍋フェスティバル。
鳥すずの「番屋の漁師鍋」は約1800食を売り上げ、投票で14店舗中3位に輝いた。
(倉田公平さん)
「3年連続グランプリを受賞して、その後の1発目の鍋ということでかなり私も父もプレッシャーはあったと思うが、なんとか3位を受賞することが出来て良かった」
(佐藤隆一さん)
「県産の野菜や魚介類を紹介したいということで、鍋をあらためて作って持ってきて、認知してもらおうという5年計画の予定だった。3位に入ってうれしい誤算だった」
「鳥すず」を応援する関係者が訪れた4日、3位に輝いた鍋が再現された。
(関係者)
「だしも出ていてしょうゆベースで、庄内の味覚が凝縮されたようなすごく食べやすくおいしい」
「庄内の食材を全国に広くPRしようと、思いのこもった食材を使ってくだれている。来年はきっと1位になるでしょう。グランプリを期待しています」
7年前から山形の食材にこだわった鍋でグランプリに挑戦し続ける佐藤さん。
そこにはある思いがあった。
(佐藤隆一さん)
「鍋フェスには関東圏の人たちが食べに来るので、いかにして庄内の食材や鍋が良い物かを知ってもらいたい。これからもインバウンドで山形・鶴岡・酒田には人が来ると思うので、それを願って参加していきたい」
「肉彩工房 鳥すず」では、今後も県の内外のイベントに出店し、山形の食の魅力を全国に発信していきたいとしている。