雨が降ったにもかかわらず貯水量が回復しないダムがある。佐賀市の嘉瀬川ダムの貯水率は平年を約30%下回る49%。気象台が予想している平年並みの降水量では水不足の解消には至らない可能性があるという。

雨が降ったもののダム貯水率49%

佐賀市の嘉瀬川ダムは最大貯水量約7千万立方メートル。佐賀平野に生活・農業用水を供給する重要な役割を果たしているが、去年10月からの降水量が平年より少なかったことから貯水量が減少している。

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 “恵みの雨”になるかと期待されていた今年2月下旬の雨。佐賀市では約100ミリの雨が降ったが、3月5日時点のダムの貯水率は49%。平年より30%ほど低く、平常時の最大水位より15mほど低い水位となっているという。

嘉瀬川ダム(佐賀市)
嘉瀬川ダム(佐賀市)

佐賀河川事務所管理課建設専門官 堤圭介さん:
嘉瀬川ダムの貯留水の延命という形で減少傾向は一時的に食い止められたが、現在は再び減少傾向に転じているような形となっている

平年並み降水量では回復しない可能性

向こう1カ月の降水量について、福岡管区気象台は平年並みと予想しているが、これまでの水不足を解消するまでには至らない可能性があるという。

佐賀河川事務所管理課建設専門官 堤圭介さん:
嘉瀬川流域に関係する関係機関とも緊密に連携を図りながら、この水不足の社会的影響に与える被害を最小限に抑えるべく適切なダムの管理に務めてまいりたい

関係者などでつくる協議会は嘉瀬川ダムから流す水量をこれまでの90%から70%へと少なくするなどして対応するほか、引き続き節水を呼びかけている。

サガテレビ
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