27年前、名古屋市西区で起きた主婦殺害事件で、逮捕された安福久美子容疑者が3月5日に起訴され、被害者の夫が思いを語りました。
5日、行きつけの理髪店で髪を切る高羽悟さん(69)。昼ご飯に向かおうとしたところ、検事から妻を殺害した容疑者が起訴されたと連絡が入りました。
高羽悟さん:
「検事から連絡がありました。なんか急に腹が減ってきた。ホッとして、やっと…」
1999年11月、西区稲生町のアパートで妻の奈美子さん(当時32)が、首を刃物で複数回刺され殺害されました。発生から26年を迎える直前の2025年10月31日、安福久美子被告(69)が逮捕されました。
高羽悟さん(2025年12月):
「自分の関係者じゃなかったら、もっと素直に喜べたかなということは常に引きずっています。奈美子には『申し訳ないな』という気持ちが、どうしても前に出てしまうので」
安福被告は、悟さんの高校の同級生でした。逮捕直後は容疑を認め、「学生時代、好意を抱いていた」とする一方で、「女性や子育てについての考え方が嫌いだった」という趣旨の供述もしていました。

さらに「奈美子さんとその息子には悪いと思っている」と、奈美子さんと息子の航平さんへの謝罪は口にするものの、悟さんには謝罪の意思を示していないことが、警察などへの取材で分かりました。
その後は、安福被告は黙秘に転じ、検察は3カ月にわたり鑑定留置を行い、刑事責任能力の有無について調べていましたが、5日、殺人罪で起訴しました。
検察は認否を明らかにしていませんが、精神鑑定の結果、刑事責任を問えると判断したとしています。

高羽悟さん:
「鑑定留置に行っていましたから、1%でも2%でも不起訴がありえるかなと思っていましたので心配していましたが、そういうことがなくて無事起訴できたのでよかった。真実をしゃべってほしいと思いましたけど、今の態度はいかにも…。検事さんにお願いしようと思っているのは、求刑できる一番重い刑を求刑してもらいたい」
事件の真相解明は…。今後開かれる裁判で、安福被告は何を語るのでしょうか。
