金メダリストの凱旋に岡山が沸いています。ミラノ・コルティナ五輪スノーボード男子ビッグエアで金メダルを獲得した岡山市出身の木村葵来選手(21)に3月4日、県民栄誉賞が贈られました。

授与式の後、木村選手はOHKの単独インタビューに応じ、金メダル獲得の舞台裏や家族への思いを語りました。

4日午後、OHKのスタジオに来た木村葵来選手に萩原渉キャスターが聞きました。

◆今までの思い、刻んできた歩みが金メダルの「重さ」となった

(萩原渉キャスター)
・・・金メダル獲得おめでとうございます。
「ありがとうございます」

Q:一番輝く色のメダル。首にかけた時はどんな思い?
(木村葵来選手)
「もう、率直に首が取れそうなほど重たかったなって思いました。やっぱり今までの思いだったりっていうのがこう、首にかかった瞬間が重たいなっていうふうに感じました」

・・・これまで刻んできた歩みが、その重さとなって、こう首に伝わったっていう感じ
「はい」

◆着地とともに「これは勝ったな」 子供の頃からの金メダルを取るという夢をかなえた瞬間

日本のメダルラッシュに沸いたミラノ・コルティナ五輪。木村選手は初出場ながら堂々としたジャンプを披露し、日本人第1号の金メダルを獲得しました。

Q:スタート地点から見る景色は
「意識はしてましたけど、いざ立ってみると。なんかこう、いつも通りだなっていう感じはありましたね」

Q:三本目。着地した瞬間、心の中でどんなことを感じたか
「そうですね。三本目立った時は「これは来たな」っていうふうに。もう率直に「これは勝ったな」っていうふうに思いました。本当に子供の頃からの、金メダルを取るという夢が一つ叶えられたのかなというふうに思っています」

Q:選手村ではどんな生活?
「選手村では結構普通な生活をしてて。ご飯はいつも日本食食べてたんですけど、それ以外だったら、ホテルにサウナとかあったんで、サウナ入りに行って整いに行った後にで、ウォーターベッドでちょっとゆっくりくつろいでました」

Q:岡山で食べたいものは?
「そうですね・・・。「カツ系」食べたいですね。結構自分は和食めちゃめちゃ好きなんで。お寿司とか豚汁とか。なので普通に「松のや」とか「かつや」とかでカツ食べたいですね」

◆小さい頃から毎週のように遠征や練習の送迎でサポート受けた「両親には感謝しかない」

スノーボードの競技を始めたのは小学6年生の時。岡山県内には本格的な練習場所がなく、両親は毎週のように木村選手を関西や東海地方に遠征に連れて行き、サポートを続けました。

Q:帰国後もインタビューで家族への感謝を何度も話していましたが、家族はどんな存在?
「自分の小さい頃からスノーボードの練習の送迎をずっと昔からやってもらっていたので、本当に両親がいないとできない環境にいたので、両親には感謝しかないですね。少しは期待に応えられたのかな、というふうには思いました」

・・・少しはどころか、大きく
「はい」

◆“坊主頭”は父親の影響「選手の間は続ける」

Q:丸刈りのヘアスタイル。父・友浩さんの影響とのことだが
「そうですね。昔から(父親に)短くしろって言われていた。今シーズン、ワールドカップを転戦している途中、その第1戦の時にちょっと思うようにいかなくて、オリンピックシーズンっていうのもあって。ちょっとこれはやばいなと思って、ちょっと気合い入れてやってみるかと思ってやってみました。

全然、他のことに気を使わず、よりスノーボードに夢中になれるなっていうふうに思いました。会見中には「いや、(髪が)長くなったらそれは木村葵来じゃないと思います」って言っちゃったので。多分競技やってる間まではずっと、この丸刈りをずっと通していきたいなというふうに思っています」


◆4年後の仏・アルプス五輪へ最大のライバル 弟・悠斗選手(17)はどんな存在

4年後のフランス・アルプス五輪へ一番のライバルとなっているのは4歳下の弟・悠斗選手(17)です。兄と同じ、ビッグエアとスロープスタイルのトップ選手として活躍しています。

Q:弟・悠斗選手はどんな存在?
「とんでもない奴が来たな。みたいな風に思っています」

Q:プレーヤーとしては?
「お互い、ライバルでもありますし。お互いを高め合う存在でもあるのかなと思っています。弟もいるので、一緒にオリンピックに出場して、僕が金で、弟が銀、2つ取るっていうふうに。取れたらいいなっていうふうに思っています」

・・・そこはやはりお兄さんが金で、弟が銀。
「はい、そうです」

・・・リスペクトはしてるけども、そこは譲れないっていうことですね
「はい」

まさに晴れの国が生んだ最強のスノーボード兄弟。最後に木村選手に、競技をしている子供たちへメッセージをもらいました。

Q:子供たちへのメッセージを
「やっぱり、自分の楽しいことをやっているのが僕は一番いいと思っているので、その中でも絶対にしんどいことや辛いことっていうのがあると思うので。そうなったら1回、一から自分を見つめ直して、何が本当に楽しいのかどうかだったり、本当これは自分と向き合っていかないといけないんだっていうのをちゃんと見つめ直していけば、絶対に僕のようにメダル取れたり、絶対夢は叶えられるようになるので、皆さんには頑張ってほしいなと思っています」

岡山放送
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