福岡県北九州市の小学校で半世紀以上にわたり子供たちの生活を支えてきた売店が閉店することになりました。
それを前に子供たちが「お別れの会」を開きました。
北九州市小倉南区の沼小学校。
ここに、朝の登校時間帯だけ営業する小さな売店があります。
並んでいるのは消しゴムやノートなどの文房具。
お金を握りしめた子供たちが次々とやってきます。
◆5年生
「半紙を買いました」
Q.売店は、どんな時に使う?
「ノートがなくなった時とか」
◆6年生
「1年生から使っていました」
Q.売店はどういう存在?
「生徒にとってかなり大事なもの」
店主は85歳の中村葉子さんです。
Q.売店は、いつから?
◆中村さん
「この学校ができてからですから、51年ですよね」
地元で文房具や雑貨を扱う店を営んでいた中村さん。
51年前の1975年、沼小学校の開校と共にこの売店をオープンさせ、半世紀以上にわたり子供たちの学校生活を支えてきました。
しかし85歳と高齢になったため、修了式がある3月24日で店をたたむことを決意しました。
◆中村さん
「楽しかったですよ。いろんなお子さんと会えて、お話ができて。『おばちゃーん』って言ってくれてね」
◆6年生
「ちょっとさみしい」
◆6年生
「閉店というのはさみしいけど、『51年間もいてくれてありがとうございました』という気持ちを伝えたい」
51年分の感謝を伝えたい…、そんな子供たちが4日に開いたのが、中村さんへの感謝の気持ちを込めた「お別れの会」です。
温かい拍手と共に各学年の代表がメッセージカードを渡しました。
校歌を斉唱して別れを惜しみました。
◆中村さん
「ありがとうございました」
Q.いろんな思いを受け取ったが…
「声に出ません。うれしくて悲しくて、さみしくなりますけど、本当にさみしいですけど、健やかに元気で過ごしてもらいたい」
51年分の「ありがとう」を胸に、子供たちだけの売店は3月24日に幕を下ろします。