つらい花粉症の季節が続いています。

とくに朝、症状が一気に悪化する「モーニングアタック」に注意が必要です。

専門の医師に聞きました。

スギ花粉の飛散量がピークを迎えている九州北部、4日は飛散量が「非常に多い」1日となりました。

花粉の量は毎年、「表年」と「裏年」が交互にやってきて、今年は飛散が少ないとされる裏年にあたります。

しかし、町田気象予報士によりますと…

◆町田朱理 気象予報士
「本来であれば(花粉が)少ない年。平年に比べるとやや多い傾向。去年の夏も暑かったので、より多くの花粉が育ったと考えられる」

福岡県那珂川市の「じんのうち耳鼻咽喉科・内科」には花粉症に悩む多くの患者が訪れていました。

◆10代の患者(花粉症歴約10年)
「めっちゃきついです。鼻詰まりがすごくて、鼻呼吸ができない」

◆30代の患者(花粉症歴15年)
「声があまり出ないんです…毎年花粉の症状は出るが、今年はのどが痛い」

くしゃみや鼻水、目のかゆみなどを引き起こす花粉症では、特に注意が必要な時間帯があると言います。

それが「モーニングアタック」です。

◆じんのうち耳鼻咽喉科・内科 陣内進也 院長
「朝起きるときに自律神経が切り替わるんですが、その影響で、朝起きた直後に症状が一気に悪化するのを『モーニングアタック』と言います。寝ている間は副交感神経が優位になりますが、起きるとき徐々に交感神経が優位にかわって、自律神経の切り替わりで、くしゃみ・鼻水・鼻づまりが出やすくなる」

さらに大きな原因とされるのが、夜の間に床などにたまった花粉です。

起床時の動きで花粉が舞い上がり、アレルギー反応を引き起こします。

花粉を室内に入れない工夫と、入ったら掃除機でしっかり取り除くことが重要ですが、症状が重い場合は注射薬による治療が効果的だといいます。

◆じんのうち耳鼻咽喉科・内科 陣内進也 院長
「スギ花粉アレルギー自体を起こらないようにする。スギ花粉症のシーズンなら2月と3月に1回ずつで良い」

Q.どんな症状を抑えられる?
「全てのアレルギー症状が出なくなる」

深刻な鼻詰まりで夜も眠れない、という女性患者はシーズン中、月1回の注射を受けています。

◆20代(花粉症歴約19年)
「鼻のどちらかは開通するので、全然違います。(注射しても)内服は必要だが生き心地が全然違う」

注射治療には事前の検査が必要で、効果が出るまで数日かかるため、希望する場合は早めの受診がおすすめだということです。

「空気清浄機よりも加湿器が効果的」

陣内院長によりますと、モーニングアタックには空気清浄機よりも加湿器が効果的とのことです。

空気清浄機は空気中に舞っているものを吸い寄せますが、寝室はあまり人が動かないので、花粉は下に落ちています。

そのため朝は加湿器で花粉に湿度を与えて、重くして飛び上がらないようにすることが有効とのことでした。

そして今年はインフルエンザB型の流行時期と重なり、症状が似ているため見分けが難しいこともあり、花粉症と思って診察を受けたら実はインフルエンザだったというケースもあるということで、早めに受診して欲しいと呼びかけています。

テレビ西日本
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