高知が誇る一次産業のけん引を目指します。高知大学に新たな研究施設ができました。農林海洋科学部がある高知大学の物部キャンパスに完成した施設。ここではいったいどんな研究が進められるのでしょうか。

竹久祐樹 記者:
「こちらゲノム編集の研究のために使うメダカを飼育する部屋です。研究で使った個体が外に出ないよう、ろ過した水を循環して使う仕組みになっています」

生き物の設計図である遺伝子を書き換える「ゲノム編集」。メダカなどの小さな魚を飼育し、「成長」に関係する遺伝子を見つけるための研究などを進めます。成長に優位に働く遺伝子が見つかれば魚の養殖業に還元することで生産性の向上が期待できるということです。

一方でゲノム編集はきちんと外部と仕切られた構造が求められるため、飼育で使う水はろ過して循環。さらに水路にはフィルターを取り付けるなどして研究で使った個体が外に出ない工夫がされています。

そしてバイオ燃料としても注目される藻類、藻の仲間の培養をする部屋もあります。

研究の担当者:
「藻類を育てるために光をしっかり当てて温度も春夏秋冬の温度を設定することも可能ですので」

光はタイマーで調整できるため、自然に近い環境で藻を育てられます。

高知大学農林海洋科学部・深田陽久 教授:
「まずは一次産業に還元できるように、高知大学は高知県の大学なので高知県にゆかりのある産業の課題解決、次の発展に貢献できるような研究技術の開発をしていきたい」

地域産業の活性化に向けた産学連携の拠点としても期待が高まります。

高知さんさんテレビ
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