テレビ宮崎の夕方ニュース「#Link」で天気情報を担当している気象予報士・古山圭子さんが天気の豆知識を解説するコーナー。今回は、宮崎県内で猛威を振るい始めた「花粉」のピークと、家の中への侵入を最小限に防ぐ方法についてお伝えします。

今回、児玉アナは唐突に「スギ花粉」の被り物をして登場しました。「今日は朝から仕事をしてたくさん花粉を飛ばしスギたぜ~。ワイルドだろ~?」と語ると、直後にクシャミを連発。古山予報士も、「自滅していますね」と思わず苦笑い。そんな和やかな雰囲気で始まったコーナーですが、内容は非常にためになる花粉の知識が満載です。
2つの山がある「ラクダカーブ」とは?
宮崎県内ではスギ花粉がピーク期を迎えています。県内各地で「やや多い」「極めて多い」という日が続いています。古山予報士は、花粉の飛散傾向を「ラクダカーブ」という言葉で表現しました。

「ラクダカーブ」とは、春先に2つの大きな波がやってくることを指し、ウェザーニュースが花粉の飛散傾向を表す際に使うグラフの通称です。1つ目のコブは現在ピークを迎えている「スギ花粉」、そして2つ目のコブは、その後にやってくる「ヒノキ花粉」です。ラクダの背中のように2回ピークがやってくるため、これから4月にかけては長期間の注意が必要になるのです。
知っておきたい!花粉が多く飛ぶ「魔の時間帯」
続いてお天気クイズ。「花粉が多く飛ぶ時間帯はいつ?」というクイズが出題されました。

A「早朝」B「昼」C「夕方」D「深夜」さてどの時間帯でしょうか…?
正解は、「昼」と「夕方」の2回です。なぜ、1日に2回もピークがやってくるのでしょうか。そこには気象のメカニズムが深く関わっています。

1回目のピーク(昼過ぎ):
朝、気温が上がるとスギの雄花が開いて花粉を放出します。それが風に乗って移動し、ちょうど昼過ぎに住宅街などの街中へ到達するため、1回目のピークとなります。
2回目のピーク(夕方):
昼過ぎにさらに気温が上がると「上昇気流」が発生し、花粉は一度上空高くへと舞い上がります。しかし、夕方になって気温が下がり始めると、上空の花粉が地上付近へと落下してくるのです。これが2回目、夕方のピークの正体です。
古山予報士がおススメ「賢い換気術」
花粉が飛んでいるからといって、窓を閉め切ったままにするのは衛生面でも避けたいところ。そこで古山予報士は、花粉の侵入を最小限に抑える換気方法を提案しました。

ポイントは「早朝」に換気を行うこと。まだ花粉が街中に到達していない時間帯が狙い目です。その際、窓を開ける幅は「10センチ程度」に留め、さらに「レースカーテン」を閉めたままにすることで、室内に入る花粉の量を大幅にカットできるといいます。
古山予報士が「これをもって、スギ花粉さん、さようなら~!」と言うと、スギ花粉に扮した児玉アナは画面の外に消えていきました。
「花粉症の人には嫌われてしまうかもしれませんが……」と申し訳なさそうにスギ花粉役を演じきった児玉アナ。正しい知識を持って、この「ラクダのコブ」を乗り越えていきましょう。
(テレビ宮崎)
