東京の会社が計画している風力発電事業について、水資源への影響や災害の危険性があるとして、本山町など建設予定地の住民らが事業の中止を求める署名を高知県に提出しました。
住民団体:
「風力発電事業計画の中止を求める署名を集めました。署名総数が2万5637筆となっておりますのでこちらを提出いたします」
県の担当者に反対の署名を提出したのは嶺北地域の住民団体です。
風力発電事業が計画されているのは本山町、香美市、大豊町にまたがる国見山。事業者は東京に本店がある企業「ジェイウインド」で国見山の尾根筋に、高さ約140メートルの風車を12基建設するとしています。
建設予定地は水源を守るために指定された「水源かん養保安林」であるため、住民団体は事業によって水源がなくなったり濁ったりすることを懸念しています。さらに森林伐採による土砂災害のリスクの増大、騒音や低周波による健康被害を危惧し、事業の中止を求めています。
高知・本山の風力発電と暮らしを考える会 加藤和 代表:
「こちらは本山町吉延地域の棚田。国見山を水源として水をひいて美しい棚田を維持しています。このような水資源が無くなることを非常に危惧しております」
水源かん養保安林の指定を解除し事業を行うには農林水産大臣の許可が必要ですがその前段として、自治体や県の意見書が必要です。そのため住民団体は26日、知事や本山町長らに保安林の解除について慎重な判断をするよう要望書を提出。
住民団体は3月中に事業者と国の関係省庁に出向き、風力発電事業の中止を求めることにしています。