学校に通うことに不安を覚え、不登校になる児童・生徒が年々増加している新潟県内。新潟市にはこうした子どもたちに人とつながる楽しさを感じてもらおうと“仮想空間”を活用するフリースクールがあります。

去年4月、新潟市東区役所の中に開校したフリースクール『開志中等部』。現在19人の児童・生徒が在籍しています。

【開志中等部・高等部 前田健吾さん】
「自信がない子どもやコミュニケーションがとれない子どもがいる。そういうものをとれるような居場所をつくってあげたいという思いでフリースクールを建てた」

このフリースクールに県内で初めて導入されたのが、仮想空間・メタバースを使った教室です。

外出や対面での会話に苦手意識をもつ子どもが仮想空間を使って交流を楽しめる環境を提供しています。

【吉田優アナウンサー】
「このメタバース教室、オンライン上で自分の分身となるキャラクターを存在させ、チャットなどを通して人とのコミュニケーションをとることができます」

メッセージのやりとりやビデオ通話なども可能で、メタバース空間を活用して人とつながる楽しさを感じてもらうのが狙いです。

【在籍する児童】
「友達の好きなキャラクターについて話したりしている。みんな自由に遊んだり、勉強したりできるのがいい」

【保護者】
「(フリースクールに)行きたくないとかが全然なくなった。私も楽になった」

文部科学省によりますと、おととしの時点で県内の不登校の児童・生徒の人数は5829人と9年連続で過去最多を更新。

今後、仮想空間の活用が子どもたちの学校生活を助ける手段として広がりを見せていきそうです。

【開志中等部・高等部 前田健吾さん】
「自分の興味・関心などを見いだして、先の未来の光につなげられるようにサポートしていきたい」

今年4月には高等部もあわせて上越市に2校目が開校する予定です。

NST新潟総合テレビ
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