大規模災害時の仮設住宅としても期待されます。建築資材を販売する岡山市の会社が2月24日、動く木造住宅、「ムービングハウス」を公開しました。
(戸田奈沙記者)
「こちらがきょう(2月24日)公開された「ムービングハウス」です。中に入ってみますと、木のぬくもりを感じるリビングや、キッチンが広がっています」
畳を敷いた和の空間に…落ち着いた雰囲気のベッドルーム、まるで一棟貸しの宿のような趣ある部屋ですが…外から見るとコンテナのような直方体。この場所で建てられたのではなく工場で造られた後、トラックで運ばれてきた住宅、「ムービングハウス」です。
(ウッディワールドのざき 野崎健太郎社長)
「(一般)住宅に比べて性能は遜色ない。どちらかという性能が高い部類」
一般的なコンテナハウスやトレーラーハウスとの違いは「木造建築」であること。耐震性や断熱性など一般住宅に劣らない機能性も特長で、この広さの場合、価格は約2150万円です。
岡山県内で初めてムービングハウスの取り扱いを始める岡山市の建築資材販売会社、「ウッディワールドのざき」が2月24日に見学会を開き、不動産会社や行政関係者らが参加しました。
8年前の西日本豪雨で甚大な被害を受けた倉敷市真備町に隣接する船穂町に仮設住宅として整備されたのがムービングハウス。工場で完成した住宅をトラックで運ぶため工期は最短で約10日と短く被災地のニーズにスピーディーに対応できたといいます。
その後、6年前の九州豪雨では熊本県球磨村の仮設住宅としても使われました。
(ウッディワールドのざき 野崎健太郎社長)
「高知県など南海トラフ地震のリスクが高い場所も(近くに)ある。助け合える関係に岡山がなれば」
被災地の要望にスピーディーに応えることができるムービングハウス。被害想定が東日本大震災を上回る南海トラフ地震でも新たな防災インフラとして注目されています。