少雨による水不足は農家にも影響を与えている。佐賀市では1カ月間の降水量がわずか8ミリ。このため農作物の生育が遅れていて収量が大きく減少する可能性があり、農家は不安を募らせている。

畑に異変…大麦が伸びない

2月中旬、佐賀・上峰町に広がる大麦畑。農家によると、その畑の状態は例年とは大きく違うという。

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農家の田中敏春さんは「この時期は、もうちょっと伸びて土が見えないくらいに(大麦が)育っていないといけない」と畑の異変を説明する。

この大麦畑では2カ月以上前の12月上旬に種をまいた。しかし、少雨の影響でうまく育たない状況になっていると田中さんはいう。収量の減少も心配だ。

農家 田中敏春さん:
粒が小さくて、このままいくと収量がだいぶ減ると思う

生育が遅れたまま収穫時期に

一方、佐賀・白石町ではキャベツが水不足の影響で生育が遅れている。

 “小ぶり”なものが目立つという岸川方子さんのキャベツ畑。水不足のため生育が遅れたまま収穫の時期を迎えた。

農家 岸川方子さん:
タマネギも麦もキャベツも水分が必要だから大変困っている

ダムの貯水率が低下している現状についても岸川さんは不安を口にする。

農家 岸川方子さん:
ダムも溜まっていないという情報が入っているので雨が降らないのは困る

1カ月間の降水量 わずか8ミリ

佐賀市では、今年(2026年)1月の1カ月間の降水量がわずか「8ミリ」。これは過去3番目に少ない降水量だ。
ダムの貯水率低下も懸念されている。

筑後川流域では去年(2025年)10月から1月までの降水量が過去50年間で最も少なく、主要6つのダムの貯水率は、1カ月前は24.1%だったが2月20日時点では11.8%とさらに半減している。

農家 田中敏春さん:
自然相手だからどうしようもない

農家は今後、まとまった雨が降ることを祈りながら日々の地道な農作業を続けている。

サガテレビ
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