18日、第2次高市内閣が発足しました。
高市総理は記者会見で「すべては国民の皆様の安心と強い経済構築のためという観点から、野党の皆様にもご協力を呼びかけ、来年度予算と今年度末までに成立が必要な法案の年度内の成立を目指してまいりたい」と述べました。
関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」に出演した橋下徹さんは、年度内の予算成立は「古い慣例捨てれば可能」と断言。
与党が政府を持ち上げる「ヨイショ質問」や野党の「予算とは関係ないスキャンダルなどの質問」を「やめればいい」と持論を述べました。
■「古い慣例を捨てればできる!!」年度内の予算成立は可能
高市内閣の発足と同時に注目されているのが、年度内の予算成立が可能かどうかという点です。橋下さんは「古い慣例を捨てればできる!!」と掲げ、まず、「年度内の成立を目指す場合、議論が短くなって国会軽視だ」という指摘があることを批判しました。
【橋下徹さん】「メディアも注意しなきゃいけないのは、新聞にしても大手メディア、学者とかが、色んな意見、高市さんを批判するような意見を言っても、全く国民に伝わっていない。響いてない。
いろいろな学者たちの意見を呼んでも、『ちゃんと有権者が判断しているのか』とか、自分の意見が『正しい』ということを前提に、有権者の判断を軽く扱うような意見が多い。
今回の国会も『議論が短くなることで国会軽視になるんじゃないか』と政治学者も言っているが、今までの国会がおかしかった」
■与党「ヨイショ質問」野党「予算に関係ない質問」やめれば「予算は年度内成立」
そして与党は法案に合意できていて、国会で与党側がする質問の多くは、政府側を持ち上げる「ヨイショ質問」だと表現し、必要ないと主張します。
【橋下徹さん】「議院内閣制だから、自民と維新の与党が総理を出す。法案を出すときには与党で合意できている。
だから与党は国会で質問する必要ない。本当は。国会見たら分かるけど、ほとんど”ヨイショ質問”だから」
また野党側の質問もこう批判します。
【橋下徹さん】「野党側の質問も、予算に関係ないスキャンダルの質問とか、そんなことばっかりやっていた。
ぎゅっとコンパクトにして、本当に予算に必要な質問だけに絞れば、もう全然、年度内成立なんか余裕できますよ」
■野党の意見も二分する中で
年度内の予算成立について野党の考えは分かれています。
国民民主党・玉木代表は「国民生活最優先・政策最優先で考える我が党としては、年度内成立も排除せずに柔軟に協力姿勢は取っていきたい」と協力姿勢を示しています。
一方、参議院・立憲民主党の斎藤国対委員長は「国会の自殺行為。あり得ない。国会審議という先輩方が作り上げた1つのルールもある。それをなしにするのは独裁への第一歩」と強く批判しています。
橋下さんはこの対立について、「国会で慎重に議論しなければいけないというところは否定しません。だけど、今までの国会って、どんな国会だったんですか」と問いかけます。
【橋下徹さん】「野党の質問、予算に対して的確な質問もあれば、本当しょうもない質問もある。
僕ら国会ずっと見てられますか。見てられないでしょう。もう退屈になってきて。
もっと的確な質問するんだったら、もっと時間をふやせばいいけども、今の野党で全部が全部鋭い質問にはなっていない」
■橋下さん持論「変なスキャンダルの話は『政治倫理何とか委員会』で」
関西テレビの神崎博解説デスクによれば、「これまでは衆議院では大体1カ月ぐらい、参議院で1カ月ぐらいで、予算委員会で審議する。そこには総理も出てくるので、野党としてはテレビ中継もあって、ここで与党を追い詰める質問ができる」という面もあったといいます。
青木源太キャスターは「それが選挙結果を見ると、国民に全く響いてないんですよね」と指摘。
それに対し橋下さんはこう提案します。
【橋下徹さん】「時間で80時間でしたっけ。審議の時間は『大体もうこれぐらいの時間で』というのが慣例であった。
何となくじゃなくて、ちゃんとテーマ絞って、政策議論やったらいいと思うんです。もう変なスキャンダルの話は、『政治倫理何とか委員会』とか、別のところでやって。スキャンダルとかは、もうここでやらない」
■国民生活への影響は?
予算が年度内に成立しない場合の影響について、神崎解説デスクは「基本的には予算は1年ごとにやってるので、そこまでに予算が成立しなかったら、4月1日からお金がない状態になってしまう。例えば社会保障費関連費であったりとか、公務員の給料であるとか、地方交付税交付金という地方に配るお金も動かない」と説明しました。
これに対し、橋下さんは「国民生活に大きな影響はない」と別の見方を示します。
【橋下徹さん】「年度内に成立と与党は言ってるんですけど、ずれ込んだって国民生活に大して影響ない。つなぎ予算とか色んなことを操作すれば、全然、国民生活に影響ないようなことだってできる」
その上で橋下さんは、予算案の年度内成立について、「目指したほうがいいというよりも、できないって言うなと僕は言いたい」と強調。
4月をまたいでも議論をするならば、「必要な議論だけやるべき」と持論を述べました。
【橋下徹さん】「国会を改革して、本当に必要な議論をやるんだったらいい。スキャンダルの話をやめるとか、与党の”ヨイショ質問”をやめるとか。
そういうのをやめて。もし4月をまたいで必要な議論をやるんだったらやってもいいと思う」
(関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」2026年2月19日放送)