過去最多の95億人が大移動すると言われる中華圏の旧正月「春節」が始まり、大勢のインバウンドが北海道にやって来る。
しかし、異変も。観光関係者は「団体客が減った」と口をそろえる。
中国からの団体観光客が減少しているのだ。背景には冷え込む日中関係…
冬の北海道観光に影響は?2026年の「春節」最前線を取材した。

「韓国から来ました。刺し身が好きです」
「フィリピンから来た。さっき注文したけどタラバガニが好き」
「オーストラリアから。タラバガニが好きだが高いので、食べたいと思って見ているだけ」(いずれも海外からの観光客)

中国団体客と日中関係
観光客が大勢やってくる札幌市中央区の「札幌二条市場」。
日本への渡航自粛が呼びかけられる中、中国からの観光客はいるのだろうか?

「上海から来ました」と取材に答えてくれた男性は、中国から新潟県の大学へ留学中で北海道観光に来たという。
周囲の人は日本に来ているのだろうか?
「あまり来ていない」(中国からの留学生)
渡航自粛が呼びかけられていることについて聞いてみると。
「あまり話したくないです」(中国からの留学生)

観光形態の変化
海産物などを扱う店舗に影響は出ているのだろうか?
「中国の団体客の大型バスは数は減りました。縮小して5~6人の小規模のグループで来ているようです」 (上出商店 上出基司社長)
中国からの団体客は減ったものの、個人の観光客が多く見られるという。
さらに、こんな現象も。
「香港経由で日本に来るケースも」 (上出商店 上出社長)
中国から直接日本を訪れるのではなく、香港や韓国などを経由してから日本まで足を延ばす観光客がいるとのこと。

しかし、売り上げが減少している店舗も。
札幌市中央区の狸小路のある土産物店では、2025年1月の中国人観光客への売り上げは約58万円で1位。
しかし、2026年1月は半分近くの30万円あまりにまで落ち込み、3位となっている。

例年、春節の時期は中国からの団体客が多く利用するホテルでも、傾向に変化が見られるという。
「団体客は減少傾向だが、個人客は非常に多く来ている。以前は1~2泊の客が多かったが、現在は連泊で4~5泊する客も。札幌を中心にして地方を移動してるのでは」(札幌ビューホテル大通公園 森野伊智さん)
団体客は減ったものの個人の観光客が好調で、減少分を補っているとのこと。
