岐阜県大垣市のガソリンスタンドで、ガソリンが混入したおそれのある灯油を販売していたことが分かりました。この灯油が原因となった可能性がある火災も発生していて、消防は購入者に連絡するよう呼び掛けています。

 大垣市で今月9日に発生した住宅火災では、木造2階建て住宅のおよそ160平方メートルが焼けました。逃げ遅れやケガ人はありませんでしたが、 現場には焼け焦げたファンヒーターやストーブが残されていました。

近所の男性:
「(住人は石油ファンヒーターから)『温風が上にバンッと突き抜けた』というようなことを言っていました」

 警察によりますと、この家の住人は「ファンヒーターのスイッチを入れ、しばらくすると出火した」と話しているということです。

 消防は15日、火事の原因について、ファンヒーターにガソリンが混入した灯油を使用した可能性があると発表しました。

 NITE=製品評価技術基盤機構の実験でも、石油ストーブに誤ってガソリンを入れると、炎が吹き出し、激しく燃え上がりました。

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 問題の灯油を販売していたのは、大垣市熊野町にある「キグナス石油西濃」で、消防からの発表を受け、スタンドには購入した灯油をもった客が大勢詰めかけました。

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購入した人ら:
「不安です。こんなことあってはいかんことやと思いますけどね」
「何で?っていう感じ。何でこうなったか」
「火が出ちゃうと怖いので、安心のために来ました。いつも利用しているので、ちょっとびっくりした。こういうことがあると不安ですよね」

 消防によりますと、ガソリンが混入した恐れがある灯油が販売されたのは、先月29日から今月13日にかけての期間で、これまでスタンドには「ファンヒーターが火を噴いた」「灯油のにおいが変」などと苦情が相次いでいたということです。

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 16日朝から、消防と警察の立ち入り調査が行われ、客が持ち込んだ灯油や現場を確認しました。

 名古屋市消防本部によりますと、ガソリンや灯油などのタンクに別の油が混入した事案は、2024年、全国で41件ありました。混入の原因は、タンクローリーから貯蔵タンクに移す際にガソリンと灯油の注入口を間違えたケースや、作業する側がタンクローリーに積んでいる油を勘違いしていたケースがあるということです。

 大垣消防組合は、ガソリンが混入した灯油をストーブやファンヒーターで使うと、火災につながるおそれがあるため、購入者は使用せずガソリンスタンドや消防署に連絡するよう呼び掛けています。

東海テレビ
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