2025年1年間の家計の支出を調べる総務省の「家計調査」(全国52都市の2人以上の世帯が対象)の結果が2月6日発表された。
大分は「鶏肉王国」として知られるものの、鶏肉の購入額で大分市は2年連続で全国トップを逃すこととなった。
その一方で、ゴボウの購入額では大分市が前年から大きく順位を上げ、日本一に。市内の生産者も驚いた様子だった。
買い物客から「意外」の声も その結果は…
とり天や唐揚げ、鶏めしといった郷土料理があり、「鶏肉王国」として知られる大分。県民にとって鶏肉はお馴染みの食材である。
家計調査によると、大分市の1世帯当たりの鶏肉の購入額は、2022年と2023年調査の2年連続で全国トップだった。
しかし、2024年調査ではなんと10位と全国1位から大幅ダウンの結果に。
全国トップ奪還なるか、注目される2025年の調査結果が6日公表された。
結果は6位。金額は2万3812円で、1位の鹿児島市におよそ2000円の差を付けられ、頂点への返り咲きとはならなかった。
スーパーの買い物客からは「順位は低いと思う」「意外。もっと上と思っていた」などとの声が聞かれた。

「エビ」前回の35位から一気にランクアップ
一方で今回の調査では、ある意外な食べ物が前回から大幅に順位を上げた。
それが「エビ」。前回35位のエビの購入額は今回は2位と大幅に順位を上げた。

「ゴボウ」購入額大分市が全国1位に
また、食料品で唯一、大分市の購入額が全国1位となったものが「ゴボウ」である。前回の20位から大きく順位を上げ、県内有数の産地である大分市戸次地区の生産者も驚き、次のように話した。
ーーJAおおいたごぼう部会 泥谷完治 部会長
「びっくり!生産者としてはうれしい。大分の食文化が昔から、鶏めしとかだんご汁とか、たくさんゴボウを使う料理が多いのかなと思う。戸次のゴボウは香りが良くて、やわらかい大きいものでも煮物にしてもすぐ煮えるので人気がある。特に若い方にたくさん食べていただきたい」

全国一の生産量を誇る特産品「乾シイタケ」まさかの…
一方で、前回は全国1位だったが、今回順位を下げたものも。
それが「乾シイタケ」である。
大分が全国一の生産量を誇る特産品であるが、残念ながら大分市の購入額は全国5位という結果となった。
県椎茸農協の担当者は「残念な結果」だとして、「魅力をさらにアピールして消費拡大につなげていきたい」と話している。
ラーメンの消費額やギョーザの購入額などの全国1位がご当地PRとしても活用されるこの家計調査。
ゴボウは全国トップとなった勢いで、鶏肉は頂点返り咲きを目指すことで、大分市の効果的なPRにつなげられるか注目である。

