長野・野沢温泉スキー場や新潟・ガーラ湯沢スキー場で、日本の粉雪を「JAPOW(ジャパウ)」と呼んで集まる外国人観光客が急増している。野沢温泉では平日の来場者が前年比で1日1000人以上増加。ガーラ湯沢では、東京から新幹線直結という利便性もあり、日帰り観光客も増加しているという。
各国から「フワフワな雪」を求めて来場
長野・野沢温泉村の「野沢温泉スキー場」には、多くの外国人が集まっていた。

午前9時のゴンドラ乗り場には大行列ができ、その多くが外国人観光客だった。
オーストラリアからの観光客:
とても美しい雪で柔らかくて山が綺麗だし、野沢温泉が大好きなの。
オーストラリアからの観光客:
ここの雪が気になっていて、2026年はたくさん旅行して長野でもいろんなリゾートに泊まってみたけれど、とてもいいね。(雪が)とても柔らかくていい。倒れてもケガしなくていいね。

野沢温泉村の雪を求めて来たという外国人たちが、揃って口にする「キーワード」があった。
アメリカからの観光客:
JAPOW(ジャパウ)!日本の粉雪、私たちが毎年ジャパウシーズンにここに来る理由。とても美しくてフワフワで素晴らしい。
オーストラリアからの観光客:
たくさんの雪。JAPOW、すごくいいね。
アメリカからの観光客:
JAPOW!

「JAPOW」とは「JAPAN」と「Powder Snow(さらさらした粉雪)」を組み合わせた造語だ。
アメリカとカナダからの観光客:
スキーに最適な日本の素晴らしい雪!粉雪がすごい。

ターンする度に雪が舞う、日本の粉雪を求めて来日する海外のスキーヤーなどから広まった言葉とされている。
13日もふかふかで軽い粉雪で覆われたゲレンデでは、あまりの外国人の多さに日本人観光客からは驚きの声が上がっていた。
日本人観光客:
白人が多くて、日本人はほとんどいないです。
日本人観光客:
びっくりしました。外国の方がたくさんいらっしゃって驚いた。

野沢温泉スキー場には、オーストラリアを筆頭に約40カ国からスキー客が訪れるという。特に外国人が多い平日の来場者数は、2025年に比べて1日当たり約1000人急増しているという。
「JAPOW」だけではない“魅力”
「JAPOW」人気に加えて、野沢温泉村が人気を集めるもう一つのワケがあった。

野沢温泉・片桐幹雄社長:
オーストラリアの方たちは文化とか歴史もすごく好き。ここに来るとコンパクトな村の中に全部詰まってるんですね。それが一番、野沢の魅力だと思います。
粉雪だけでなく、スキー場のすぐ近くで日本の歴史ある温泉街を楽しめるのが野沢温泉村の魅力だ。
取材班が、ふもとの温泉街を取材した。

取材班:
スキーウェアのまま温泉街に来ている外国人の方がいます。
様々なところで、昔ながらの日本の温泉街を楽しむ外国人の姿がみられた。
地道な戦略で誘致を進めるガーラ湯沢
日本が誇る「JAPOW」を武器に「ニセコ」や「白馬」に続けとばかりに、新潟・湯沢町の「ガーラ湯沢スキー場」でも外国人観光客誘致を進めていた。

ガーラ湯沢 経営戦略部・中館博史部長:
当スキー場は東南アジアのお客さまが多く、特にタイやインドネシア、フィリピン、台湾のお客さまが多く来場しています。
2026年になり、タイなど東南アジアからの観光客が増加し、2025年に比べ約1割来場者数が増えたという。

その影にはタイの現地で行われたイベントに出展したり、各国の言語のSNSアカウントでPRするなどの地道な誘致戦略があった。
上越新幹線が直結するスキー場という最大の利点をアピールし、今では「東京から日帰り観光」などで訪れる外国人が増えているという。

ガーラ湯沢 経営戦略部・中館博史部長:
海外からのお客さまは、スキーもボードも持たずにゴンドラに乗って山の上に上がって、展望からの景色を楽しむという方がかなりいらっしゃいます。
(「イット!」2月13日放送より)
