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頼りになるのはシンゾーだけ

トランプ大統領の日中韓訪問が終わった。
日本では親友のシンゾーと再会し、連日大好きなウエルダンのステーキとダイエットコークで盛り上がり、ハッピーな時間を過ごした。
 

 
 

韓国では慰安婦のおばあさんに無理に抱きつかれてハグ、これにはちょっとうんざり。中国では豪華な接待を受け、さらに28兆円ものお土産をもらってビックリ。

三カ国訪問を総括すると、文在寅氏はもうどうしようもないので相手にしないのではないか。
習近平氏とは仲良くしなくてはならないことはわかっているが、いまだに薄気味悪く、何考えてるのかわらないという不気味さがある。

相対的に頼りになるのはシンゾーだけ、今回の訪日で安倍さんのことを更に好きになってしまったようだ。
 

ダメな奴でも仲良くするのが国益

トランプ氏とあまり仲良くすべきではないという人がいる。
だが、どんなにダメな奴でも“米国大統領”と仲良くすることは、国益となる。
ちなみに先週このコラム(「シンゾーとドナルドの不思議な関係」https://www.houdoukyoku.jp/posts/20912)でも言った「安倍さんは猛獣使い」という私の発言が、米紙NYタイムズに引用された。

世界が、シンゾーとドナルドの関係、シン・ドン関係に注目しているのだ。
トランプ氏は勝手に北を攻撃するかもしれないし、日米の経済摩擦を引き起こすかもしれない。
それでも、首脳同士の個人的信頼関係があれば最悪の事態は避けられる。
首脳外交というのはそのためにあるようなものだ。
 

“仕事が終わっても話したい人”が真の友

安倍さんに、何故オバマさんよりトランプさんが好きなのか聞いたことがある。
すると安倍さんはこう答えた。
「政治家だからいろんな人と会うけど、仕事が終わってもまだ話したいなあと思う人と、そうじゃない人がいるよね」

仕事以外の話ができる人が、本当の友達なのだ。
 

平井文夫
平井文夫

言わねばならぬことを言う。神は細部に宿る。
フジテレビ報道局上席解説委員。1959年長崎市生まれ。82年フジテレビ入社。ワシントン特派員、編集長、政治部長、専任局長、「新報道2001」キャスター等を経て現職。