記録的な大雨による被害が相次ぐ一方、水不足が深刻化している地域もある。佐賀・伊万里市などでは蛇口から出る水の量を減らす「減圧給水」に踏み切った。極端な大雨と少雨という異常気象が日本列島を襲っている。
「平成の大渇水」以来32年ぶり
佐賀・伊万里市が予備の水源としている有田町の竜門ダムの貯水率が9月14日午前8時時点で49.18パーセントと基準の5割を下回った。

このため伊万里市は「減圧給水」の実施を決定。減圧給水の対象になるのは市内約1万7000世帯で、9月15日から水道の蛇口から出る水の量が少なくなるなど影響が出るおそれがある。

減圧給水は、断水まで至った1994年の「平成の大渇水」以来32年ぶりとなる。

伊万里市・深浦弘信市長:
市民の皆さんには少しでも迷惑かけないようにしたいが、節水意識、そして今後のことを考えて、まず減圧給水に踏み切る。市民の皆さんには節水をよろしくお願いしたい
ほぼ全世帯で減圧給水の自治体も
また、佐賀県内ではすでに有田町が9月7日から約5800世帯を対象に減圧給水を実施。新たに9月14日から約2000世帯を追加し、町内ほぼすべての世帯で減圧給水が始まった。

9月14日には県内の一部で雨が降った所もあったが、雨の量は佐賀市北山で10.5ミリ、伊万里で8ミリにとどまり、水不足を解消する降水量ではない。
全国で記録的な大雨による被害が相次いでいる一方、少雨で水不足が深刻化している地域もあり、想定できない異常気象に自治体も頭を悩ませている。

