2024年、1都3県で相次いだ闇バイト強盗事件で、警視庁などの合同捜査本部は、千葉県市川市の強盗監禁事件で逮捕した男4人を横浜市で起きた強盗致死事件でも指示を出していた疑いで再逮捕しました。
2ヵ月で「18の強盗事件」逮捕者55人に
首都圏では2024年8月からの約2ヵ月間で、闇バイトによる強盗事件が18件発生。
2025年12月には、千葉県市川市の強盗監禁事件を指示したとして福地紘人容疑者(26)、斉藤拓哉容疑者(27)、村上迦楼羅(かるら)容疑者(27)、渡邉翔太容疑者(27)が逮捕されました。
一連の強盗事件では、この他に、実行役や現金の回収役などあわせて51人が逮捕されています。
急展開―ついに「指示役」4人再逮捕
2024年10月、横浜市青葉区の住宅で後藤寛治さん(当時75)が暴行を受けて死亡し、現金などが奪われた強盗致死事件。
被害者が亡くなり世間を震撼させたこの事件でも指示していた疑いが強まったとして、福地紘人容疑者、斉藤拓哉容疑者、村上迦楼羅容疑者、渡邉翔太容疑者が強盗致死の疑いで再逮捕されたことが捜査関係者への取材で新たに分かりました。
「ベルトで叩け」残酷な生中継
福地容疑者らは、強盗致死事件で逮捕・起訴されている実行役の宝田真月被告、久保田陸斗被告、藤井柊被告に対し、秘匿性の高い通信アプリ「シグナル」で8つのアカウント名を使い分け、犯行を指示していたとみられています。
スマホなどの解析の結果、「背中をベルトで叩け」などと暴行を直接指示していたことが判明。
さらには、「その状況をビデオ通話にしてみせろ」と実際に暴行を加えているかを確認したうえで、室内を物色するようリアルタイムで指示を出していたということです。
被害品回収の共通点
実行役の宝田被告は、「グラードン」というアカウント名から被害品を回収場所まで運ぶよう指示されていたことが分かっています。
その後の捜査関係者への取材で、回収場所に運ばれた被害品は、今度は「ビリー」というアカウント名が複数の回収役に指示を出し、最終的には福地容疑者の元まで運ばれていたことが分かりました。
回収役は、千葉県市川市の強盗監禁事件でも逮捕・起訴された男女3人が関わるなど多くの共通点があり、今回逮捕に至った大きな手掛かりの1つになったとみられています。
アカウント使い分け指示か
合同捜査本部は引き続き、1都3県で起きた「18の強盗事件」で使用された「シグナル」のアカウント名に着目してスマホの解析を進めつつ、福地容疑者らが2つの事件以外にも関与している疑いが強いとみて、捜査を進める方針です。
