ロシアで世界一寒い村と呼ばれる地域で大規模な洪水が発生。
多くの住民が避難するなど影響が出ています。
濁流の中を歩く住民。
建物の中にも茶色く濁った水が流れ込み、ひざの下まで水に浸かってしまっています。
折れ曲がった橋。
川が氾濫し、数カ所で橋が流されたということです。
この大雨で、これまでに住宅90棟以上が浸水し子供39人を含む約110人が避難したということです。
今回、大きな被害が出ているのはロシア北部のサハ共和国にあるオイミャコン村と、その周辺です。
オイミャコン村は冬になると氷点下50度を下回る極寒の地で、AP通信によると1924年には氷点下71.2度を観測。
“世界一寒い村”と呼ばれています。
そんなオイミャコン村を襲った今回の大規模洪水。
ボートなどを使った救助活動が続けられています。
中には子牛を助けようとしている人も。
オイミャコン村では7月16日までの8日間で、普段の2カ月分に当たる約98mmの雨が降ったということです。
その原因の1つとみられているのが地球温暖化です。
近年、オイミャコン村は厳しい冬が短くなる一方で、夏はますます暑くなっているということです。