アメリカの宇宙開発企業スペースXが12日、ナスダック市場に上場しました。
AIシフトを加速させるイーロン・マスクCEOの野望とは。
ナスダック市場に上場したスペースX。
公開価格ベースの時価総額は約1兆7700億ドル、日本円で約283兆円となります。
上場による調達額は約750億ドル、日本円で約12兆円に上り史上最大規模のIPOとなります。
スペースX イーロン・マスクCEO:
私たちは選択を迫られている。宇宙へ進出して文明を築く未来か?それとも永遠に地球に閉じ込められる未来か?私は前者を選ぶし、皆さんにもそう思ってほしい。
2002年にイーロン・マスク氏によって設立された民間宇宙開発企業「スペースX」。
従来は使い捨てだったロケットの第1段目を再び着陸させて再利用するという革新的な技術で打ち上げの低コスト化を実現。
また、NASAが主導する有人月面探査「アルテミス計画」では、超大型ロケット「スターシップ」の開発を担うなど、宇宙開発の中心的役割を果たしています。
そして、通信の分野では低い軌道に数千基の通信衛星を配置することで高速インターネット接続を可能にした「スターリンク」。
日本の携帯電話会社も次々と提携するなど、通信インフラの在り方を塗り替えつつあります。
さらに、2026年2月にAI企業「xAI」を買収すると宇宙空間を活用した宇宙データセンター構想を発表。
地上のデータセンターが直面している電力不足や冷却問題、騒音などの課題を一挙に解決する“ゲームチェンジャー”となるのか注目されています。
今回のスペースXの上場でマスク氏は、保有するテスラの株式などと合わせて世界で初めて個人資産が1兆ドルを超える「トリリオネア(兆万長者)」になるとみられています。