厳しい経営が続くローカル線を観光資源として発信する取り組みがスタートです。
千葉県有数の観光地“養老渓谷”などを通る小湊鐵道。100年以上の歴史があるローカル線で新たな試みが始まりました。
線路の上を進むのは列車ではなく自転車で、12日から運行を開始した体験型アクティビティーの「こみチャリ」。
千葉・市原市から大多喜町を結ぶ線路の一部区間を活用し、往復3.4kmの道のりを電動アシスト付き自転車で45分かけて回遊します。
トンネルを抜ければ再び自然の中に入り、野生の動物と出会うことも。
普段、車窓から眺める風景を線路の上から全身で味わえる爽快感。
2歳の参加者も初めて見る世界に興味津々な様子でした。
参加者は「横浜からも1時間とかで温泉が色々あるとか知れたので、寄り道しながら帰ろうと思う」「大丈夫、老人でもできます」と話していました。
線路を新たな観光資源として提案するこの取り組みの背景には、ローカル線を取り巻く厳しい経営環境があります。
小湊鐵道 営業企画課・是永洵課長:
お客さまが大幅に激減している。列車に乗ってもらう起爆剤になればと思い始めた。
小湊鐡道の1日の平均利用者数は、新型コロナや接続する、いすみ鉄道の全線運休などの影響で10年前と比べ大きく減少しています。
そこで、これまでも車内で地酒を楽しめるイベントなど、鉄道そのものの体験価値を高める企画を展開。
今回の「こみチャリ」も列車が運行していない時間帯を観光価値につなげていきたい考えです。
小湊鐵道 営業企画課・是永洵課長:
小湊鐵道は乗客が減ってきているので、色々なイベント列車などを実施している。そういう形で小湊鐵道の沿線を元気にしていければ。