皇室の活動について積極的に情報発信するため、宮内庁に4月1日付けで「広報室」が新たに設置されました。
宮内庁の「広報室」は皇室の活動を積極的に情報発信していくために1日付で新設され、初代の室長に警察庁から藤原麻衣子氏が就任しました。
藤原室長は、2002年に警察庁に入庁し、去年4月からはサイバー攻撃や企業スパイなどによる情報漏洩を防ぐ経済安全保障室の初代室長を務めた経験があり、「皇室の方々のお姿や活動への理解が深まるよう、尽力していきたい」と意気込みを語りました。
「広報室」新設の背景には、秋篠宮家の長女・小室眞子さんの結婚を巡るインターネット上の書き込みなどの「バッシング」があり、広報体制の強化に向けて宮内庁で検討が進められてきました。
「広報室」には知見のある人材を初めて民間からも採用し、今年度は350万円の予算でホームページのリニューアルに向けた調査・分析を行います。
一方、SNSの活用については、現時点では「決めていない」としていて、今後広報室で慎重に検討が進められていく見通しです。