保護者の「負担が大きい」などのイメージもある学校の「PTA」。
この「PTA」の業務を代行するサービスが登場した。

PTA業務アウトソーシングサービス(提供:KNT-CTホールディングス)
PTA業務アウトソーシングサービス(提供:KNT-CTホールディングス)
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「PTA業務アウトソーシングサービス」の提供を8月25日から始めたのは、KNT-CTホールディングスのグループ会社である「近畿日本ツーリスト」。

これまで、修学旅行をはじめとした教育旅行を通じ、教育現場の課題と向き合ってきた経験を活かして、このようなサービスを始める。印刷からインターネット関連業務、人材派遣、イベント企画・運営まで、様々な事業を展開している、KNT-CTホールディングスのグループ会社が、一貫して業務代行を請け負う。

そのため、依頼から代行まで、よりスピーディーに、よりスマートに、ワンストップ(=1か所で用事が足りること)で提供できることが特徴だ。

PTA業務アウトソーシングサービスのポイント(提供:KNT-CTホールディングス)
PTA業務アウトソーシングサービスのポイント(提供:KNT-CTホールディングス)

提供するのは、PTAに関わる、以下の5種類のサービス。

<1>「印刷・デザイン」
広報誌などの印刷、デザイン、封入発送など 

<2>「WEBサイト作成」
PTA専用ページの開設など 

<3>「人材派遣」
行事の受付の手伝い、事務作業など 

<4>「イベント関連」
学校行事やPTA主催イベントの企画運営、ライブ配信

<5>「出張授業・学習支援」
通常授業や家庭学習では得られない学びを講演会や特別授業で実施

「PTA業務アウトソーシングサービス」のメニュー(提供:KNT-CTホールディングス)
「PTA業務アウトソーシングサービス」のメニュー(提供:KNT-CTホールディングス)

メニューは、利用者の声を積極的に取り入れ、今後、拡大を目指すという。

また、このサービスについて、KNT-CTホールディングスは「アウトソーシングで創出された時間は、よりお子様のために有効活用を」「これらのサービスを通じて、 教育現場における課題に共に取り組み、問題解決・負担軽減を考えてまいります」としている。

「問い合わせは30件ほど、いただいています」

PTAの活動が負担になっている人にとっては、待望とも言えるサービスだが、気になるのが利用料金だろう。たとえば、PTAの役員となった保護者が、役員としてやるべきことを、全て、このサービスでお願いする場合、年間でどのぐらいのお金がかかるのか?
また、8月25日に受け付けを開始しているが、すでに申し込みはあるのか?

KNT-CTホールディングスの担当者に聞いた。


――このようなサービスを始めた理由は?

修学旅行などを通じて教育現場の課題に近い位置で向き合ってきた中で、激変するPTA活動を取り巻く環境変化に直面し、そのアウトソーシング(=外部委託)の必要性という課題に気づきました。

それらに対して、「当社グループのリソース」を使って、ワンストップでサービスを提供することで解決できるのではないかという視点で、新たなサービスとして、今回、立ち上げました。


――「当社グループのリソース」というのは、どのようなことを指している?

KNT-CTホールディングスには複数のグループ会社がありますので、今回、ご案内するサービスメニューはそのグループ会社で手配などが可能です。

例えば、今回発表したサービスメニューは、下記の当社のグループ会社がサービスを請け負います。

「印刷・デザイン」「WEBサイト作成」→(株)KNTビジネスクリエイト
「人材派遣」→(株)ツーリストエキスパーツ
「イベント関連の企画・運営・プロデュース」→(株)イベントコンベンションハウス

イベント制作(提供:KNT-CTホールディングス)
イベント制作(提供:KNT-CTホールディングス)

――このサービス、どのような人からの利用を想定している?

基本的には、PTA活動の主体者である保護者の方からの依頼を想定しています。WEBサイト上でどなたでもお申し込みいただけます。


 ――たとえば、PTAの役員をやることになった保護者が、役員としてやるべきことを、全て、このサービスでお願いする場合、年間でどのぐらいのお金がかかる?

依頼の内容を伺い、見積もりをさせていただきます。サービス内容と要望、ボリュームなどによって料金は異なってくるので、料金の提示は難しいです。


――すでに申し込みはある?

お問い合わせは、これまでに30件ほど、いただいております。お問い合わせからお申し込みまで、打ち合わせなどでお時間がかかるものも多く、まだ正式なお申し込みには至っていないのが現状です。



子どものために頑張りたいという気持ちはあっても、共働き世帯が増える中、PTA業務をアウトソーシングすることに興味がある人は少なからずいるだろう。料金次第という面もあると思うのでこのサービスがどこまで広がるか今後に注目だ。