衆院選での歴史的な自民党の圧勝劇から一夜、9日午後2時半過ぎにカメラの前に現れた高市首相ですが、笑顔はなく、伏し目がちに歩き、緊張した面持ちに見えました。

“高市早苗が総理でいいのか”と有権者に問いかけ、自民と維新の与党過半数獲得を勝敗ラインとした高市氏。
その結果は、過半数をはるかに超え、参院で否決された法案を衆院で再可決できる3分の2を上回る316議席を自民単独で獲得しました。

高市首相は8日夜、「信任をいただけたら、もう本当に一生懸命取り組まなきゃいけない、そんな思い」と話しました。

本人は笑顔を見せませんでしたが、“サナエ旋風”を好意的に捉えたのが“高市トレード”です。
日経平均株価は一時、先週末より3000円以上上昇しました。

一方、高市圧勝劇に警戒感を示したのが中国です。

中国外務省は9日午後に会見し、“対日政策は一度の選挙では変わらない”としたうえで、「日本の極右勢力が情勢を勘違いし好き勝手に行動すれば、必ずや日本国民の抵抗と国際社会の厳しい打撃を受けることになる」と述べました。

高市自民が圧勝する一方で、惨敗を喫したのが中道改革連合です。

枝野元官房長官をはじめ、旧立憲の重鎮議員が続々落選し、公示前の172から3分の1以下の49まで議席数を大幅に減らしました。

野田・斉藤両共同代表は9日午後、自らの責任に言及し、そろって辞意を表明しました。

中道改革連合・野田共同代表:
私と斉藤共同代表から、今回の歴史的な大敗の責任をとって辞任をさせていただきたいと(役員会で発言)。

中道改革連合・斉藤共同代表:
短い期間でしたけども、野田さんと一緒に共同代表をできたことは私の政治家としての最大の誇りでございます。

しかし、両者にとっての結果は微妙に異なります。

壊滅的な打撃を受けた旧立憲勢に対し、旧公明勢は比例ブロックの名簿上位に置かれたため、全員当選という結果になりました。

中道改革連合・斉藤共同代表:
比例では1043万票という大突風が吹いた自民党のちょうど半分。今の日本政治の中に大きな中道の塊を作ることに対し大きな期待。

中道改革連合・野田共同代表:
(Q.立憲と公明、元に戻す選択はないのか)元に戻すという話はなくはないと思う。