吹き荒れた“サナエ旋風”。
8日、投開票が行われた衆議院選挙は自民党が316議席を獲得。
歴史的な大勝を果たしました。
多くの当選のバラが咲く中。笑顔をのぞかせた高市首相。
この316という数字は296議席を獲得した2005年の“郵政選挙”304議席を獲得した、1986年の“衆参ダブル選挙”を上回り結党以来、最多に。
自民党単独で3分の2を超える議席を獲得したのも、今回が初めてです。
しかも、小選挙区でほとんどの候補が当選したため比例区の候補者が足りなくなり、中道などに明け渡しての結果。
なぜ、これほどの勝利を得ることができたのでしょうか。
街で自民党に投票した人に聞くと「(高市首相は)行動力と発言力、若者人気がすごい」「高市さんにもう少しがんばってほしいのと、外国人への対策とかもっとがんばってやってほしい」「当然自民党。早くいろんな問題、処理してほしい」といった、高市内閣が掲げる政策やスピード感に期待する声が多く聞かれました。
一方で「自民党というよりは、ほかに支持できる政党がない。受け皿が自民党しかない」「(自民は)がんばってくれるかなと思いつつ、まだ信用できないという気持ちがある」といった声も。
一方、大勝した自民党とは対照的に惨敗したのが、立憲民主党と公明党が合流した新党・中道改革連合。
公示前の172議席から3分の1以下の49議席となり、予定していたバラ付けを中止しました。
中道改革連合・野田共同代表:
万死に値すると思う。責任を痛感している。
そして9日の会見では「どうしても時代遅れ感が2人にはつきまとったと思います」と述べました。
中道は比例の上位に公明党出身者を並べたため公明系は議席を増やしましたが、立憲民主党系は合流を主導した安住共同幹事長をはじめ8割以上が落選。
中道改革連合・安住共同幹事長:
貴重な議席を失ってしまったことを心からおわび申し上げる。本当に時間がなかった。
さらに、政界再編の立役者・小沢一郎氏をはじめ立憲民主党を創設した枝野元代表、旧民主党政権で外務大臣を務めた岡田克也氏も議席を失いました。
中道改革連合・岡田克也氏:
敗因は2つ。1つは高市旋風。もう1つはネット。いろんなデマや批判が渦巻いていた。
中道改革連合・枝野元立憲代表:
自分の力不足を情けなく思っている。街の反応だけでつかまえ切れなかった、何かがあったのは間違いない。
責任を取り、野田共同代表と斉藤共同代表が辞任の意向を表明。
中道改革連合・野田共同代表:
安住共同幹事長から辞意の申し出があり、そのことを伝えさせていただき、私と斉藤共同代表から今回の歴史的な大敗の責任をとって辞任をさせていただきたいという趣旨のお話をさせていただきました。
また、中道に合流せず減税日本・ゆうこく連合を立ち上げた原口共同代表も落選しました。
減税日本・ゆうこく連合・原口共同代表:
全国で風を起こそうとしたがその風が、別の停滞した台風に捕まってしまった。
自民党と連立を組む日本維新の会は2議席増やし、36議席を獲得。
国民民主党は27議席から1議席上積み。
参政党は2025年の参議院選挙ほどの勢いはなかったものの、公示前の5倍となる15議席を獲得しました。
その中には9年前、秘書に「このハゲ!」などの暴言を放ち、自民党を離党した豊田真由子氏が比例代表北関東ブロック1位で当選。
意気込みを語りました。
参政党・豊田真由子氏:
みなさま方の力のたまもの。誠心誠意、一生懸命働きたい。
また、多くの党が公約で消費税の減税を挙げる中、唯一“税率維持”を主張したチームみらいは11人が当選。
衆議院で初めて議席を獲得しました。
一方、選挙終盤に療養中の山本代表が急きょ、街頭に立ったれいわ新選組は8議席から1議席に激減。
2人の共同代表も落選しました。
共産党は8議席から4議席に半減。
日本保守党と社民党は議席を獲得できませんでした。