公示前から100議席以上を失う惨敗となった中道改革連合は9日、野田佳彦共同代表と斉藤鉄夫共同代表が揃って記者会見し、それぞれが「万死に値する」「私になりに決意決めている」と、自らの責任に改めて言及した。
野田氏は、「国会が始まるまでの間に体制を作っていくという責任も果たさなければいけない。簡単に今日やめますという無責任な態度をとることもできない。役員会で協議したい」として、この場で辞任について明言することは避けた。ただ、「万死に値する大きな責任だ」とも述べていて、辞任の意向は固めているものとみられる。
一方、斉藤氏も、「私なりに決意を固めている。午後の役員会で、私の気持ちを伝えたい。新しい党が大きく育つように、しっかり我々の立場でサポートし見守っていかなければならない。その責任は取る決意だ」と述べていて、自らの進退について明確にした上で、今後の党の体制整備にも注力する考えを示した。
選挙の敗因について、新党結党に際して安保政策やエネルギー政策を巡るスタンスが曖昧だった点を記者団から指摘された野田氏は、「コアな支持者に対して丁寧に説明をする時間がないまま走らざるを得なかった」と述べた。
その上で、「個別の課題を掘り下げて、議論ができていたわけではなかった。それでも、高市首相がいいねというような空気がとても支配的だった。これからの国会活動の中でも言い続けることで、効果が発現してくる可能性もある。この(中道という)種火は、しっかり維持してかき消されないようにしたい」と述べた。
また、今回の選挙では、比例優遇され旧公明党出身者が全員当選した一方で、選挙区から立候補した旧立憲民主党出身者は落選が相次いだ。
この点について野田氏は、「お互いの持ち味を活かしながら、1足す1が2になるプラスアルファというところまで至らなかったことが、今回の大きな結果だ」と述べ、斉藤氏も「我々(自民党との)連立を離脱した時から比例中心に戦う方針だった。今後はとにかく議席を最大化するためにはどうしていったらいいか考えたい」と述べた。
また、中道の今後を巡っては、参議院の立憲・公明両党の議員や、地方議員の扱いが注目されているが、野田氏は、「きょうの役員会で意思疎通をして、これからの方向性の確認する。参議院の皆さんともその都度連携をしながら、一つ一つ順を追って、コンセンサスを得ていきながら、これからの進むべき道を探っていきたい」と述べるにとどめた。
中道は、安住淳共同幹事長や本庄知史共同政調会長のほか、衆議院の前副議長を務めた玄葉光一郎氏、副総理経験者の岡田克也氏、当選19回の小沢一郎氏らが落選するなど、公示前(172議席)から100議席以上、減らす結果となった。
