アメリカ国務省の高官は6日、スイスで開かれた軍縮会議で、中国が2020年に秘密裏に核実験を実施していたと明らかにしました。
トーマス・ディナノ国務次官はジュネーブでの軍縮会議で、5日に失効したロシアとの核軍縮の枠組み新START(新戦略兵器削減条約)について「中国の核兵器はまったく含まれておらず、中国の核兵器には制限も、透明性も管理も一切存在しない」と指摘しました。
そのうえで「中国が核実験を実施していることを把握している。2020年に秘密裏に核実験を実施した」と非難しました。
トーマス・ディナノ国務次官:
中国は、地震波を低減させる方法を使用し、世界にその活動を隠してきた。中国は2020年6月22日に、そのような爆発力を持つ核実験を1回実施した。
秘密裏の核実験についてワシントン・ポストは6日、新疆ウイグル自治区のロプノール実験施設で行われた可能性が高いとの見方を伝えています。
トランプ政権は、新STARTの失効に伴い中国を交えた3カ国による新たな枠組みの創設に意欲を示していますが、中国は軍縮交渉の参加を一貫して拒否しています。