岩手県滝沢市で中華料理をベースにしたランチが評判を呼んでいる居酒屋がある。滝沢市巣子の閑静な住宅街に店を構える「海鮮居酒屋寿直」だ。

腕を振るうのは店主の高橋直幸さん。盛岡市内のホテルの中華レストランで修業を積み、1年ほど前にこの店を開いた。

ランチでは、本格中華をベースにしたメニューが味わえる。
高橋さんは「町中華に近い。辛さも少し控えめで、みんなが食べられるくらいのマーボー」と話す。

ホテル時代に学んだ味を生かした「麻婆豆腐丼」は、本場より辛みを抑え食べやすくアレンジしている。
四川山椒のピリッとくる辛みを生かした風味豊かな一杯に仕上がっている。

高橋さんは、ほぼ毎日SNSでランチ情報を発信している。
「たくさんの人に知ってもらい、自分の料理を食べてもらって、笑顔になり楽しい気持ちになればうれしい」と思いを語る。

食材は自ら買い出しに出かけ、目利きする。中でもこだわるのがレバーだ。
「薄いと食べた気がしない。食べごたえがあるように、かなり大きく厚いものを(選んでいる)」

酒としょうゆで下味を付け、片栗粉をまぶしてから絶妙な火加減で調理。ニラやキクラゲ、モヤシを加えたらご飯の上に豪快に盛り付ける。

「至高の“レバニラ丼”です」と差し出される一杯は、ランチタイムで最も人気のメニュー。
たっぷり野菜と分厚いレバーでボリューム満点。丁寧な仕込みのレバーは濃厚でクリーミー。ニンニクとショウガの効いた味付けで、ご飯が進む。

寒い季節に人気を集めるのが、常連客のリクエストから生まれた「南蛮味噌ラーメン」だ。

「一味唐辛子に、ちょっと甘さを足すため“あるもの”を入れています」と高橋さん。

炒めた野菜と鶏ガラスープに、客と一緒に考えた南蛮味噌と白味噌を加えると、真っ赤なスープが完成する。
試食した常連からは「うまい!これだ」という声が上がったという。

唐辛子の辛さと味噌の深いコクが一体となったスープは、とろみがありうまみも十分。中太麺によく絡み、体の芯から温まる一杯だ。

高橋さんは「たくさんの人に自分の作る物を食べてほしい。自分が待っているのではなく、いろいろな地域に出向いて、たくさんの人から知識を吸収していきたい」と語り、さらなるステップアップに意欲を見せる。

町中華の味わいを気軽に楽しめる滝沢市の「海鮮居酒屋寿直」。
店主の思いが詰まったランチに、今後も注目が集まりそうだ。

岩手めんこいテレビ
岩手めんこいテレビ

岩手の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。