2月8日の投票日が迫る衆議院選挙。
山陰4つの選挙区の中で最も激しい戦いとなっている島根1区の情勢です。
終盤戦に突入した選挙戦で、異例の短期決戦ならではともいえる各候補の「変化」にスポットを当てます。

島根1区に立候補しているのは、届け出順に
中道改革連合で前職の亀井亜紀子さん(60)、
参政党の新人・伊藤礼司さん(42)、
共産党の新人・村穂江利子さん(57)、
自民党の元職・高階恵美子さん(62)の4人です。

これまでの情勢では、高階さんと亀井さんが激しく競っていて、伊藤さんと村穂さんが追う展開となっています。

中道改革連合で前職の亀井亜紀子さんの変化は、演説の内容に現れています。

中道・前 亀井亜紀子候補:
自民党じゃないと予算がつかないとか、地域の要望が届かないとか、何かが止まるとか、そういうことはありません。

選挙戦中盤までは、「食料品の消費税ゼロ」の訴えや、地元での活動量の多さをアピールしていましたが、終盤に入ると「政治とカネ」の問題や高市総理の円安をめぐる発言に言及する場面が増えました。
政権与党との対決姿勢を強めることで、反自民票の取り込みを図ろうとしています。
一方で、終盤に入っても遊説エリアはこれまで通り、松江市や安来市、雲南市など選挙区を手広く回る方針です。

中道・前 亀井亜紀子候補:
平和の部分が実は危ういということ、総理の発言が非常に危ういということを、やはり最終盤まで訴えていきたい。

7日は、午後5時から松江テルサ前で最後の訴えを予定しています。

参政党の新人・伊藤礼司さんが、終盤戦で力を込めて訴えるのは「外国人政策」です。

参政・新 伊藤礼司候補:
人手不足なんですから、別に日本人と外国人を区別する必要がないんですよ。補助金出すんだったら、外国人雇ったって日本人雇ったって、補助金を出せばいいよってことです。

選挙戦中盤までは、消費税減税や社会保険料の引き下げなど、「経済政策」を中心に訴えてきましたが、ここにきて党のキャッチコピー『ひとりひとりが日本』を前面に押し出します。
さらに最終盤で戦略的に変えたのが、遊説エリアです。
5日、6日、7日と3日連続で大票田の松江市を回ることで、無党派層への浸透を図ろうとしています。

参政・新 伊藤礼司候補:
実際に現場を歩いて、皆さんのお顔を直接見させてもらってという方向で動いています。

7日は、午後7時から松江テルサ前で最後の街頭演説を予定しています。

共産党の新人、村穂江利子さん。
終盤戦に入っても、訴えの内容は一貫しています。

共産・新 村穂江利子候補:
この不公平な間違った税金の取り方、税制を改めて、財源を作って消費税減税、直ちに一律5%を実現します。

消費税減税や原発ゼロ、軍拡反対といった党の政策をブレずに訴え続けています。
一方で、変化したのがSNSでの発信強化です。
中盤以降、若い層にも浸透を図ろうと、利用するSNSの種類や投稿数を増やしました。

共産・新 村穂江利子候補:
いろいろと一つ投稿したら短めのものを投稿したり。フォロワーも増えてきたので皆さんが拡散してくださったりするので。短期間だったからこそ、今までとは変えて集中してやっている。

7日は松江市を中心に回り、午後6時にイオン松江前で演説し、マイクを納めます。

自民党の元職・高階恵美子さん。
公示日から変わらず演説の中で毎回のように名前を出すのが「高市総理」です。

自民・元 高階恵美子候補:
高市総理は、解散にあたって希望する未来を国民一人一人に選んでもらう、そう言いました。

総理の人気を追い風に、支持拡大を狙っています。
また遊説には毎日、党所属の国会議員や地方議員が帯同。
組織力をフル活用する方針は一貫しています。
選挙期間中、演説内容など高階さん自身が変えたことはないといいますが、有権者側の変化を感じています。

自民・元 高階恵美子候補:
有権者の方々の主体的な意思というんでしょうか、そういったようなことがふわーっと外に出てきている印象を受けていて、それに呼応する形で島根の底力を見せていこうというのはお伝えしている。

6日に引き続き、7日も松江市内を重点に回り、午後6時の県庁前での演説で遊説を締めくくります。

4候補それぞれの選挙戦が有権者にどう映っているのか…7日午後8時のタイムリミットまでギリギリの戦いが続きます。

TSKさんいん中央テレビ
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