投開票が2月8日に迫った衆議院議員選挙について、選挙区ごとに特集をお伝えします。6日は仙台市の青葉区、太白区がエリアで無党派層の行方がカギとされる、「宮城1区」です。 合わせて5人が立候補し、前回の衆院選から、連立政権の枠組みや新党結成で構図が変わった激戦区となっています。
参政党の新人・ローレンス綾子氏(55歳)。3度目の国政挑戦となる今回、無党派層を中心に自身の浸透をより肌で感じると話します。
参政・新人 ローレンス綾子氏(55)
「会いたかったとか、『生ローレンス』とよく言われます」
重点的に訴えるのは、子育て世代への支援の拡大です。
参政・新人 ローレンス綾子氏(55)
「私たちがみんなで支え合って日本を良い日本にして、自分の子供が幸せになるだけではなくて、コミュニティーが、国全体が幸せになっていくために手と手をつないでいく」
一方で…。
参政党 神谷代表
「参政党の票が伸びているんだけど、伸び幅が少ない」
陣営は「参政党が受け皿となった『岩盤保守層』が、高市人気ではがされたか」と分析。対策を急ぎます。
参政・新人 ローレンス綾子氏(55)
「どこでも走って1秒も無駄にしたくないという気持ちを持って、今回、選挙に臨んでいます」
『有権者と顔の見える関係を…』
政策だけでなく、人柄を知ってもらい、一票でも多く上積みを図りたい考えです。
参政・新人 ローレンス綾子氏(55)
「日本全体が丸く楽しく強くしなやかになっていくような、国づくりを始めていきたいと思いますので、一緒にやっていきましょう」
有権者(20代)
「移民政策に対しての考えを教えてください」
共産・新人 中嶋廉氏(73)
「多文化共生が認められる世界に向かっていくことが大事じゃないでしょうか」
日本共産党の新人、中嶋廉氏(73歳)が力を入れるのが、「街角トーク」。
中嶋氏が街中で有権者の質問に直接、答える取り組みです。「都市部での票獲得」を目指し、陣営は選挙期間中、毎日、実施することを決めました。
共産・新人 中嶋廉氏(73)
「暮らし、平和、人権、国民の利益を守ってぶれずに頑張る日本共産党、勝利を勝ち取るために候補者として全力で戦います」
日本共産党は、前回の選挙で「東北の命綱」と称し、30年間守り続けてきた比例東北ブロックの1議席を失いました。
「議席奪還を必ず…」
そう呼びかける党は都市部の宮城1区を「東北の要」と位置づけ、中嶋氏に期待を寄せています。
日本共産党県委員会 中島康博委員長
「共産党の支持を広げることと、共産党そのものの理解を広げることが一番大事な役割になっていると考えている」
共産・新人 中嶋廉氏(73)
「右へ右へと引っ張る勢力を伸ばしていいのか。そうではなくて国際法と憲法をどかんと据えた常識的な政治を進めていこうとしている日本共産党を伸ばすか。この2つの道の対決に宮城の選挙はなっているんじゃないか」
日本維新の会の新人、高橋浩司氏(62歳)。必ずごみ拾いをした後に街頭演説に臨むと話します。
維新・新人 高橋浩司氏(62)
「市民のみなさんにもあきらめないで政治に期待していただきたい。できれば一緒に戦っていただきたい」
鎌倉市議を7期28年務め、前回の衆院選では、同じ宮城1区から立候補しましたが落選。一貫して、子育て世代や若い世代への税金の還元などを訴えます。
維新・新人 高橋浩司氏(62)
「利権に翻弄され、若者の未来を後回しにしてきた政治。だから古い政治をぶち壊す」
今回、連立政権を組む自民党を含めて「古い政治」と批判する高橋氏。
維新・新人 高橋浩司氏(62)
「自民党を中心に企業や団体からの金をたくさんもらって、政治判断をゆがめてきた」
『しがらみのない政党は維新だけ』
SNSを使った「空中戦」も展開し、政治に不満を持つ有権者の受け皿になりたいと話します。
維新・新人 高橋浩司氏(62)
「これは捨て身で自分たちの政党うんぬんじゃなくて、日本の政治を根本から変えるという、そういう強い信念で立ち向かっていきたい」
自民・元職 土井亨氏(67)
「無風なのか微風なのか。それは自分では全然判断できない」
これまで衆議院議員を通算5期務めた自民党の元職、土井亨氏(67歳)。今回、自身に吹く風を読み切れないと話しますが…
自民・元職 土井亨氏(67) (Q.「高市カラー」を前面に?)
「心中しようと思っている」
自民党の総裁選では、高市氏の推薦人を務めるなど、強固な関係を築いてきました。
自民党 高市総裁
「土井亨を頼みます!」
確実な高市人気で一点突破を狙う陣営は、今回の得票数を敗れた前回より2万票多い、「10万票は堅い」と分析。
自民・元職 土井亨氏(67)
「高市早苗は日本を強くする。日本の経済を強くする。土井亨は日本の経済を強くするために地域の経済を強くする」
さらに陣営は、今回初めて街頭演説や拡声器が使えない「午後8時以降の辻立ち」を、スケジュールに組み込みました。「原点回帰」の選挙戦で議席の奪還を狙います。
自民・元職 土井亨氏(67)
「ぜひ土井亨を使ってください。この仙台、宮城のために、日本のために高市首相と一緒に使ってください」
中道・前職 岡本章子氏(61)
「高市さんと戦っている選挙になっているかなと思いますが、やはり高市さんの危うさ、対立や分断をあおるような手法に私は反対です」
今回の選挙戦をこう表現するのは、中道改革連合の前職、岡本章子氏(61歳)。
中道・前職 岡本章子氏(61)
「いま手元にお金を残して消費に回すには、食料品の消費税ゼロ、これ実現をさせたい」
仙台市議時代から「当事者目線」を掲げ、奨学金の返済支援など、特に若い世代への手厚い支援を訴えます。
公明党 遠藤伸幸県議
「岡本章子候補を勝たせていただきますよう、よろしくお願い申し上げます」
陣営は「野党共闘の解消で離れる共産票よりも、新党結成で加わる公明票の方が多い」と分析。票の取りこぼしが無いよう街頭演説では立憲・公明両党の市議や県議との連携を強化しています。
中道改革連合 斉藤共同代表
「どうかこの中道、あと5日間、押し上げて頂きたい、そのお願いで来ました」
無党派層の取り込みを狙いつつ、組織力を武器に議席を守り抜く覚悟です。
中道・前職 岡本章子氏(61)
「安定した収入、賃金の底上げをする、そのために税制とか、そういう仕組みを作りたいと思って、まさに暮らしど真ん中です」
無党派層の行方がカギを握るとされる「宮城1区」。
衆院選の投開票は2月8日に迫っています。