2025年1年間の静岡県内における盗撮の検挙件数が前の年より増加する中、ある場所では被害が激減していると言います。一体なぜなのか?背景には県警が実施した対策にあります。

若山悠介 記者:
JR静岡駅の改札内からホームへ続くエスカレーターには特殊なミラーと盗撮警戒中と書かれたポスターが貼ってあります。その効果もあって盗撮犯の検挙数が大幅に減少しているということです

エスカレーターの壁面に設置されたミラー。

一見すると通常のミラーと変わりませんが、特殊な加工により通常よりも広い範囲が映るようになっています。

これにより利用者が自身の背後を確認しやすいことから、県警では2025年6月、盗撮事件が起きやすい駅を中心にこのミラーを県内4カ所に設置し効果を検証してきました。

駅の利用者:
(特殊ミラーに)気づかなかったが、ああいう鏡があることでこんなに盗撮される人がいるのかという気づきになった

その結果、12月末までに盗撮容疑で検挙した件数は2件と前の年の同じ時期と比べ9割以上も減少したことが確認されています。

県警生活保安課・若林貴彦 管理官:
ミラーを設置したことにより利用者自らミラーを確認して背後を見てもらう、また犯人も犯行を躊躇するという環境づくりができたことが減少した要因の1つと考えている

若山悠介 記者:
県警が実施した調査では、多くの人がスマートフォンを見ながらエスカレーターに乗っていた中、ミラーやポスターを見てポケットにしまう様子や周りを見渡す様子も確認できたということです

県警によると駅や商業施設での盗撮には近年スマートフォンが使用されることが多く、周囲が犯行に気付くケースもあるといいます。

このため、県警は県民全体で盗撮を許さないという意識を醸成していくことが大切だと考えています。

駅の利用者:
使える手はあらゆる手を使って、防犯や抑止に努めるのは私は重要だと思う

県警生活保安課・若林貴彦 管理官:
盗撮は卑劣な犯罪になので自ら警戒をしてもらう、怪しい人がいればすぐに確認するという行動が必要

県警では特殊なミラーを新たに2カ所設置する方向で調整を進めているほか、今後は過去に盗撮事件が起きた施設などに対しても設置を呼びかけていくことにしています。

テレビ静岡
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