台湾の半導体製造大手・TSMCのシーシー・ウェイ会長兼CEOが、5日総理官邸を訪れ、熊本の第2工場で3ナノメートルの最先端半導体を製造すると高市総理に伝えました。この計画変更に高市総理は「大変心強い」と歓迎する姿勢を示し、木村知事も「全力で支援する」とコメントしています。

【TSMCシーシー・ウェイ会長兼CEO】
「工場ではTSMCの3ナノ技術を活用する」

5日午前11時ごろ、総理官邸を訪れた、TSMCのシーシー・ウェイ会長兼CEO。高市総理と面会し、熊本で回路の線の幅が3ナノメートルの最先端半導体を製造する計画を示しました。

TSMCは菊陽町に建設する第2工場で、当初、6ナノメートルの先端半導体を製造する計画でしたが、更に微細な3ナノメートルの最先端半導体へ計画を変更します。3ナノのロジック半導体は、AI向けのデータセンターやスマートフォンなどで使われていて、工場建設が実現すれば、国内で初めて3ナノメートルの製品が製造されることになります。

ウェイ会長兼CEOは「3ナノメートルの半導体工場は地域経済の成長に更に貢献し、日本のAIビジネスの基盤を形成すると確信している」と述べました。

一方、高市(たかいち)総理は「台湾に集中している3ナノ半導体の工場が日本にできることは経済安全保障の観点から大きな意味がある」と話しTSMCの計画変更を歓迎しました。

【高市首相】「熊本の第2工場が3ナノ生産へ計画変更されることは大変心強い。第2工場の計画のアップグレードによって半導体産業の集積が面的にも質的にも充実していくことを期待している」

また、木村知事も先ほど臨時の記者会見を開きました。

【木村知事】「(3ナノは)生成AIや自動運転、ロボティクスなどに必要な、先端半導体なので私たちが目指す未来型産業づくりに必ずつながる。これからも菊陽町や政府と一体となって、第2工場の建設・稼働が順調にいくよう支援したい」

テレビ熊本
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