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今から36年前の1990年2月5日、原爆の惨状を訴えてきた広島市の「元安橋」が架け替えられることになり本格的な撤去作業が始まりました。

【松本京子アナ】
「この元安橋は原爆投下の目標となった相生橋の下流250メートルのところにあります。爆心地のほぼ真下にあったと言われ、長い間に渡って、被爆の惨状を私たちに訴えてきましたが、老朽化には勝てなかったようです」

安土桃山時代に架けられた元安橋は、大正時代にコンクリート製へと姿を変え原爆の爆風にも耐えましたが、ひび割れなどが目立ち全面架け替えとなりました。

この日から、橋本体の撤去作業が始まり、パイプでできた歩道橋の欄干が取り外されました。

そして、およそ2年4カ月の工事を経て、1992年5月、新しい元安橋が開通しました。

新しい元安橋は、被爆以前のデザインが復元され橋の名前が書かれた親柱や中柱は、被爆の証人としてかけ替え前のものがそのまま備え付けられました。

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