2024年12月、長崎市の社員寮で同僚を殺害した罪に問われているベトナム人の男の初公判が4日、長崎地裁で開かれ、男は「殺意はなかった」と起訴内容を一部否認しました。
殺人の罪に問われているのは、ベトナム国籍の元技能実習生グエン ホン ジャン被告(40)です。
起訴状などによりますと、グエン被告は2024年12月、長崎市西海町のリサイクル会社社員寮で、同僚のファム ゴック ホアンさん(ベトナム国籍・当時42)の胸などを包丁で複数回刺して殺害した罪に問われています。
長崎地裁で開かれた4日の初公判でグエン被告は「刺したことは間違いないが、殺意はなかった」と、起訴内容を一部否認しました。
検察側は冒頭陳述で「被告は被害者から日常生活での行動を注意されたことをきっかけに口論に発展。攻撃しようとしていない被害者を11カ所刺した」と指摘しました。
一方、弁護側は「被告は日頃から被害者を怖がっていた。事件当時も被害者から襲われると誤信して、自分の身を守るために行動したが、結果やりすぎてしまった誤想過剰防衛だ」と主張しました。
争点は、この誤想過剰防衛が成立するかどうかと量刑です。
次回は6日で、検察側の証人尋問が予定されています。