創立から124年を数える静岡県静岡市葵区の学校が今春閉校します。生徒たちは学び舎が無くなることへ不安を抱えつつも新たな環境への期待も抱いています。
静岡市葵区、安倍川の上流部に位置し、温泉街としても知られる梅ケ島地区。
ここにあるのが創立124年となる梅ケ島小中学校です。
梅ケ島小中学校・井上恒祐 教頭:
教室は見ての通りの机の少なさで
全校の児童生徒数は小学生が5人、中学生が9人の計14人。
在校生が減ったことから2026年3月の閉校が決まりました。
梅ケ島小中学校・平野恵司 校長:
(閉校の)話をすると、泣いてしまう子供達もいたんです。下を向かないで、前向きに捉えて進んでいこうと話をしました
そんな梅ケ島小中学校の生徒たちの姿はこの日、10kmほど離れた大河内小中学校にありました。
閉校したあと、子供たちはこの学校にバスで通う予定です。
それぞれの学校の生徒が一緒に考えていたのは…
生徒:
合唱をやりたい
生徒:
山登り?
生徒:
クマいるか?
生徒:
クマよけ持ってけば大丈夫
お互いが一緒の校舎で学ぶようになったらどんな授業や活動をしていきたいか、アイデアを出し合いながら仲を深めます。
梅ケ島小中学校・遠藤明日香さん(中学部2年):
私の第一目標としてはストレスや不安が少ない学校にしていきたい。みんなが本音を言い合って本当に気持ちのいい学校
大河内小中学校・深谷翠乃さん(中学部2年):
全員が楽しく過ごせる学校にできたらいい
一方で、学校が無くなる梅ケ島地区には不安も…。
地元は学校が無くなることで地域のコミュニティーが衰退することを危惧するほか、閉校後の校舎の活用方法も決まっていません。
この学校の卒業生で、98歳になる市川重平さんも昔を思い出し、さみしさを感じていました。
梅ケ島小中学校の卒業生・市川重平さん(98):
昔は学校でみんな映画会もやったんですよ。(Q.学校で映画館をやったんですか?)青年が学校を借りて、映画会を開いて、それがここのみんなの娯楽だった。皆さんも子供の声で勇気づけられていた
人口が減少するなか、地域のきずなをどう保っていくのか?
各地で課題が突きつけられています。