1月27日に公示され、新潟県内からは19人が立候補している衆議院議員選挙。新潟市西区や三条市など県央地域が選挙区となるのが新潟2区だ。前職2人と新人2人が議席をめぐり、火花を散らしている。

新潟2区には届け出順に、参政党の新人・平井恵里子氏、日本維新の会の新人・金井典子氏、自民党の前職・国定勇人氏、中道改革連合の前職・菊田真紀子氏の4人が立候補している。

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自民・前 国定勇人候補|区割り変更後 初の小選挙区での戦いに

「今回、新たに高市早苗政権は、2年間に限り食料品の消費税率ゼロを打ち出した。これもまた責任ある積極財政だと理解してほしい」

自民・前 国定勇人 候補
自民・前 国定勇人 候補

14年間市長を務めた三条市で選挙戦スタートした自民党の前職・国定勇人氏。

前回は比例単独での出馬となったため、今回が区割り変更後、初めての小選挙区での戦いとなる。

中でも、2021年の衆院選で国定氏が戦った旧新潟4区には含まれていなかった新潟市西区は、2区の有権者の約3分の1を占める大票田のため、マイクを握る手にも力が入る。

「私の政治信条も嘘はつかずに必ず結果にコミットする。しっかりと結果を出すことが政治に課せられた最大の責務、この西区の未来は私国定勇人に託していただけないか」

気合いの入った街頭演説を終えると「外雪だから、さすがに凍えた体には、いいね~。最高の食レポでしょ」と冷えた体を好物のラーメンで温める。

ただ、真冬の選挙では街頭演説の回数を減らすなど、これまでとは異なる戦略を取っているという。

「基本的には、いつ・どこで街頭演説をやるということは一切封印しているので、思いっきり違うやり方」と話す国定氏の選挙戦を支える強力な助っ人が妻・律子さんだ。

国定候補の妻・律子さん
国定候補の妻・律子さん

律子さんも「今回は、どうしても私の中で負けたくない。負けられない。そういう気持ちが大きい。今までの選挙で一番負けたくないので、やれることは全部やる“妻”でやる」と意気込む。

家族の支えも受けながら4期連続大臣政務官を務めた経験をアピールし、小選挙区での勝利を目指す。

前々回の衆院選で、わずか238票差で敗れた国定氏は「しっかりと働いてまいる。その代わり、今回の選挙では何とか238票の呪縛から私を解放させてください」と訴える。

中道・前 菊田真紀子候補|公明票取り込みに期待 新党での勝利誓う

この前々回の衆院選・旧新潟4区で国定氏に薄氷の末、勝利をつかんだのが、中道改革連合の前職・菊田真紀子氏だ。

中道・前 菊田真紀子 候補
中道・前 菊田真紀子 候補

「まずは食料品の消費税をゼロにする。社会保険料の負担軽減、働く人たちへの賃上げの支援、物価高に見合う年金をしっかりと守っていく」と訴える菊田氏は、前回までとは異なり、今回は新党・中道改革連合からの出馬となった。

「公明党さんと私たち立憲民主党と、とにかくこの高市政権、自民党・維新の暴走を止めようということで新しい政党として結集することを決めた」と話す菊田氏。

これまで連立を組んでいた自民党候補を支援していた公明党だが、志賀泰雄新潟市議(公明党)は「今回5つの基本方針ということで合意できて、同じ目指す方向というのは、一緒になったわけだから、そういう意味では、我々、公明党としてもしっかり支援していくことが大事」とわだかまりはないと断言する。

公明党支持層の票を取り込み、追い風にしたい菊田氏。

大票田の新潟市西区では「まだ、この西区においては、能登半島地震の影響で液状化対策など、まだまだ中長期的な対策が必要」と能登半島地震からの早期復興を訴えるなど支持拡大に奔走する。

ただ、2000年の初出馬から9度の選挙戦を経験している菊田氏でも真冬の選挙戦には苦戦…。

「かなり制限がかかる、まず12日間安全に選挙をやれるかということと、なかなか声がけを動員できないので、本当に命がけという感じ」と漏らす。

そんな厳しい寒さの中での選挙戦を支えるのが、食事には欠かせないという母の漬けた梅干しだ。

「全然、いくらでも食べられる。アドレナリンが出ている」と笑顔を見せる。

食料品の消費税ゼロなど物価高対策を軸に生活者ファーストの政治を訴え、新党での勝利を誓う。

「こういう雪国の暮らしを無視した選挙をやるような高市政権、身勝手な自民党政権を終わらせようということを訴えたい」

参政・新 平井恵里子候補|参院選では台風の目に SNSで支持拡大へ

そんな前職2人の戦いに割って入るのが、日本人ファーストの政治を訴える参政党の新人・平井恵里子氏だ。

参政・新 平井恵里子 候補
参政・新 平井恵里子 候補

「日本人をよくするのは当たり前。日本ですから。日本人のための政治をする。日本人を豊かにするような政治を私はしたいと思っている」と公示日で声を張った平井氏。

25年の参院選では国政初挑戦ながら20万票あまりを獲得し、台風の目となった存在だ。

その勢いもたらしたSNSを、今回の衆院選でも駆使する。

「若い方はテレビを見ない、新聞も読まない。(SNSは)有力だと思う」とその理由を語る。

一方、他の年代の支持を広げるために、雪が積もり足下が悪い中でも地道に街頭に立ち続ける。

その主張は「去年の参院選から何も変わっていない」と消費税費の一律廃止などを訴え続けている。

平井氏は「物の値段が3倍になって給料は下がる。苦しくなるはず。当たり前だから消費税は廃止。消費税廃止は物価高対策ではない。消費税廃止は中小企業を助ける政策。私たちはチャレンジャー、失うものはないので、言いたいことを言いたい」と主張する。

維新・新 金井典子候補|国政初挑戦 しがらみのない党をアピール

一方、第一声にタスキが間に合わず、急遽、手書きのタスキを作って第一声に臨んだのは、日本維新の会の金井典子氏だ。

維新・新 金井典子 候補
維新・新 金井典子 候補

「学歴が高い人、政治経験が豊富な人、この人たちに政治を任せておけば大丈夫だと今まで思っていた。そうしましたら、どうでしょう…物価はずっと上がっていきます」

こう主張する金井氏は2人の子を持つ母で、これが国政初挑戦。

党の名前が記されたのぼりを立てる作業も自ら行い、維新のしがらみのなさをアピール。支援者とともに草の根の選挙戦を展開している。

金井氏は「ただの主婦ではあるが、皆様と同じ苦しみを知っている。介護も経験した、子育ても経験した、みんなと同じ悩みを持っている」と主婦だからこそ有権者の悩みに寄り添えると強調。

社会保険料の引き下げや子育て環境の整備を重点政策に掲げる。

金井氏は「強い力で経済を動かしていく、日本維新の会が今まで言ってきたことを私も一緒に一員となって頑張ってまいる。やるっきゃない、頑張ります」と力強く訴える。

37年ぶりの真冬の選挙は、いよいよ後半戦に突入。候補者たちの訴えはさらに熱を帯びていく。

衆院選の投開票は2月8日に行われる。

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NST新潟総合テレビ
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