いまはまさに空前のゴールドブーム。
東京都内で貴金属などの買い取りを行っている店では、止まらない金の高騰で金を売りに来る人が増えていました。
田中貴金属工業の店頭小売価格は、29日、1グラム当たり史上初の3万円台を突破。
上昇を強める要因になっているのがトランプ大統領のドル安容認発言です。
ドル建ての資産を持つことはリスクがあるとして、安全資産とされる金を買う動きが加速しているといいます。
金のネックレスや金の指輪など、計16点の貴金属を売りに来たという女性は「100万超えると信じています」と話しました。
気になる鑑定結果は、125万円。
50代:
買ったときはそこまで高くなかったので、きょう持ってきてよかった。厚いですね、実感がわきました。大事に使いたいと思います。
一方、高騰は金だけでなく銀や銅の価格にも広がっています。
銀の店頭価格は1グラム609円と2026年に入ってから200円弱も値上がり。
銅はここ1年で、1トン当たり70万円以上もアップ。
日本の硬貨でも原料に使われている銅。
特に銅が多くを占める五円玉の時価が、5.5円から6.1円になる試算も出ています。
銅製品を製造・販売するお店は銅の高騰をどう受け止めているのでしょうか。
東京・浅草で創業して102年の銅銀陶器店。
熱が伝わりやすいという銅製品は、寿司職人や料理好きまで幅広く人気を集めているといいます。
銅銀陶器店3代目店主・星野保さん:
銅の卵焼き器ですが板厚は1.5mmあって、銅は熱の通りが一定にまんべんなく通る。卵焼きがきれいに焼き上がります。
銅の高騰を受け、早めに銅60kg分を購入するなど対策を講じたといいます。
銅銀陶器店3代目店主・星野保さん:
材料が上がると本当に困ります。2年ほど前は大体1kg2000円弱だった。いまは1000円ぐらい上がった。今度買うときが困りますね、どのくらいになっているのか怖い。
今後、商品価格の値上げも検討せざるを得ない状況だということです。
金・銀・銅の価格はいつ安定していくのか。
今後の動向に注意が必要です。