FNNは、衆議院の解散後初めての週末となったきのうまでの2日間、世論調査を行いました。

高市内閣の支持率は70.8%で、先月より5ポイントほど下がりました。

調査は、ご覧の方法で行いました。
・2026年1月24日・25日に電話調査(RDD 固定・携帯電話)
・全国18歳以上の男女1013人が回答(国税調査結果をもとに抽出・補正)

高市内閣を「支持する」と答えた人の割合は、2025年12月より5.1ポイント下がり70.8%で、「支持しない」は12月より4.5ポイント上がり、23.4%でした。

27日に公示される総選挙で期待する結果は「与党が野党を上回る」が最も多く42.6%、次いで「与党と野党の勢力が伯仲する」が36.8%、「野党が与党を上回る」は13.9%でした。

総選挙で投票先を決める際に重視する政策を10個の選択肢から1つ選んでもらったところ、トップ3は「物価高対策など経済政策」「年金や医療など社会保障政策」「外交や安全保障政策」でした。

高市内閣の支持率は依然70%を超えているわけですが、FNNによる最新の世論調査について、フジテレビ・高田圭太政治部長と見ていきます。

宮司愛海キャスター:
この世論調査から3つのポイントについて読み解いていきます。1つ目、解散は適切か不適切か。そして2つ目、内閣支持率とギャップがあるのはなぜか。そして3つ目、重視する政策に世代差はあるのか。こういったところを見ていきます。

木村拓也キャスター:
まず1つ目は、衆議院解散の是非、受け止めについて聞いてみますと、「適切」が40.2%、「適切ではない」が53%でしたので、適切ではないと答えた有権者の割合のほうがやや高くなっているというのがデータで出てきました。

もう少し詳しく年代別のデータを見ていきます。18歳~20代は「適切」が70.4%。一方で、70代以上になりますと「適切」が26.3%になっています。大体40代以上になりますと「適切ではない」が半数を超えてくるというデータでした。

青井実キャスター:
高田さん、年代によって二分する結果をどう見ますか。

フジテレビ・高田圭太政治部長:
やはり、高市政権の人気の源になっている若年層は、高市さんが決断するならそれは「適切」だろうという、ある意味、思い切り的な意味での回答もあったんだと思うのと、今回の1月解散、2月選挙というのは36年ぶりですよね。なので、高齢者はこれまでずっと政治を見てきて、1月、2月、3月というのは予算に集中すべき時で解散するべきじゃないよなというのは、これまでずっと歴代の総理も言ってきましたから。それが染みついている高齢者層がやはり「適切ではない」という感覚があるのかなと。

木村拓也キャスター:
そんな中で2つ目のポイントを見ていきたいと思います。内閣支持率と政党の支持率も見ていくんですが、まずは内閣支持率を見ていきます。内閣支持率は依然として高い水準で、「支持する」が70.8%で、70%を超えていると。そして「支持しない」が23.4%です。若年層である18歳から20代は「指示する」が88.7%と、実に9割に迫る数字になっています。また、40代、50代も「指示する」が80%前後の数値になっているということです。

一方で、自民党全体の支持率を見ていきますと、内閣支持率が70.8%、党の支持率は36%ちょうどとなっています。比例代表の投票先としては、各党の中でもちろんトップになっていますが、高市政権の支持率とは大きな開きがあるような結果になっています。

宮司愛海キャスター:
高田さん、こう見てみると依然、内閣支持率は高いんですけども、これが比例投票先で自民を選ぶということにつながるとも言えない状況になっているということでしょうか?

フジテレビ・高田圭太政治部長:
一定、ギャップは埋まっていくとは思うんですけど、前回の衆院選の直前の時のデータと比べると興味深いんですが、石破内閣、最後は人気が落ちましたが、前回の衆院選の前は内閣支持率が53.3%と高かったんですね。ただ、高市さんは70.8%とそれ以上なので、もっと、本来は比例自民と答える人が多いかなと思ったら、石破内閣は34.1%、高市内閣は33.8%と、石破さんの時のほうが多いんですよ。

これは意外な数字なんですが、では今後、何がファクターになっていくかというと、「支持政党なし」の人が今回、かなり多かったです。いわゆる無党派層を見ると今回、無党派層も高市内閣支持は石破支持より多いんですが、比例代表で自民に入れる人は無党派層でも現在11.2%と、高市さんのほうが前回よりも低くなっているんですね。

一方で、中道も前回の立憲と比べて5%と非常に低い数字になっていまして、無党派層の中の「分からない」という数字が最終的にどう動くかが、今回の選挙結果を左右するとみられます。

宮司愛海キャスター:
岩田さん、この辺りどうご覧になってますか。

SPキャスター・岩田明子さん:
高市首相としては、かつて支持していた保守層、国民民主党や参政党に流れていった支持層を取り戻すために、自分を前面に出した解散にしたわけですが、それでも戻ってきてないとなると、やはり党首討論でも言っていましたけども、自民党が負けたら自分も総理でいられないんだと、もう少し前面に出していく必要があるのかもしれませんね。

木村拓也キャスター:
では、気になるポイントの3つ目、政策ですね、この辺りが世論調査でどうなったのか見ていきます。

一番多かったのが経済対策、物価高対策が33.5%でした。社会保障政策が25.4%。外交・安全保障が13.2%で、次いで政治改革、外国人政策は2桁に届かずというところでした。

青井実キャスター:
高田さん、政策でも世代によって変わってくるものですか?

フジテレビ・高田圭太政治部長:
投票で重視する政策トップ3を世代別にまとめると、当然、物価高対策については若い層は多いんですが、高齢者だと年金なども関係してくる社会保障が多くなってきます。あと、外国人政策については20代がランキングに入ってくるということで、世代差はあるんですが、最終的に外国人や物価高対策など、参政党とか国民民主党がとったような票を小選挙区でどの党の候補者がとるのか。例えば自民党が取り戻すのかというのは非常に注目されるところです。

青井実キャスター:
岩田さんはこの調査結果をどう見ますか?

SPキャスター・岩田明子さん:
若者は、経済政策や外国人政策といった保守層が主張しているものを重視している傾向がありますね。ですので、高市さんを支持しているのはこの層ですから、自民党の政策としては、ここの部分をもっとクローズアップしないといけないのかもしれません。

青井実キャスター:
高田さん、27日公示ということですが、各党どういったところを見ていくべきですか?

フジテレビ・高田圭太政治部長:
選挙の争点設定を今後どうしていくかもありますし、あと26日の党首討論を見ていても、野党は改めて非核三原則といったところに追及していきそうなので、そういった新たな争点も注目していく必要があると思います。