大阪府に住む70代の男性が、SNSで「値上がりが期待できる」などと言われた株を購入する名目などで約3億4500万円を騙し取られる被害がありました。
警察によると、大阪府内に住む70代の男性は去年8月、実在する投資家を名乗る人物が「値上がりが期待できる株式銘柄を教えます」などと説明するSNS動画を視聴し、動画内のリンクから別のSNSのグループトークに誘導されました。
そこで、その投資家は現れず、先生と呼ばれる”指南役”の「池谷」と名乗る人物とのやりとりから信じるようになった後、「田中」という女性を名乗る人物から「資産を500%増やすことができる」などと言われ、インストールするよう指示されたアプリから株を購入するかたちで1000万円を指定された口座に振り込みました。
その後、振り込みを繰り返した結果、アプリ上で資産が膨らんでいることになったため出金しようとすると「手数料がかかる」「税金がかかる」などと表示されため、指示された額を振り込んだものの、現金は引き出せませんでした。
このほかにも、男性は別の著名な実業家を名乗るSNS動画から入ったトークグループでも、同様の手順で金を振り込んだものの現金が引き出せず、その後去年12月に金融機関が不審な送金に気付き、被害が明らかになりました。
男性は警察から詐欺であると説明を受けた後も「取り戻せるのでは」と考え、2400万円近く振り込むなど、それぞれに振り込んだ額は計約3億4500万円にのぼるということです。
振り込みに使われた投資アプリも犯人が作ったものとみられます。