23日、衆議院が解散。
政権の枠組みなどが問われる真冬の総選挙は、いよいよ本格的な戦いに突入しました。
23日朝、いつもと変わらない表情で官邸に入った高市首相。
そのあとに開かれた閣議で、政府は衆議院を解散することを決定。
その閣議決定書に署名した小泉防衛相は、沖縄の基地問題を挙げて野党を批判しました。
小泉防衛相:
(今回の総選挙は)混迷か再建か、こういった選択肢を問うものだと捉える。私は今、防衛大臣だけども、新しい「中道改革連合」。極めて重要な、例えば普天間基地の移設、これに(「中道」は)統一した見解を持てない。(「中道」が)政権のかじ取りを担うのは、混迷の入り口に立つことになると(思う)。
小泉防衛相に口撃された形の新党・中道改革連合は…。
「中道」野田共同代表:
今回の戦いは、政界再編に向けての一里塚だと思っている。(「中道」の躍進で)どんどん右に傾いていく政治を改めて、まさに穏健な政治が実現できる。
23日朝、街頭演説した際に“結党効果”が早くも出たと強調しました。
「中道」野田共同代表:
きょう、びっくりした。(これまで)立憲民主党の限られたメンバーと一緒にやってきたが、きょう、たくさん公明党の人も来ていたので、単なる1+1の足し算ではなくなってきている。
衆院本会議が始まる前、各党は会合を開催。
自民党の両院議員総会では…。
高市首相:
特に今年の国会、長い国会です。前回の衆議院議員選挙で私たち自民党が政権公約に書いてなかったものについてもご審議をいただくことになります。前もって国民の皆さまに信を問うのは当たり前のことでございます。勝ち抜きましょう!
選挙後の再会を祈ってか、高市首相はあいさつに訪れる議員らと握手を交わしました。
高市首相は、菅元首相ともあいさつ。
今回の衆院選に出馬せず引退する菅氏にとって、23日が国会議員として最後の日となりました。
一方の新党「中道」の会合。
前方の席は空いているのに、なぜか立ち見の議員が多いその訳は…。
「きのう、同じ会派中道になりました旧公明党の皆さんをはじめ、議員の皆さんが入場いたしますので」との発言のあと、歓声が飛ぶなか公明党出身の議員らを旧立憲側が出迎える形に。
1年3カ月前の前回の衆院選挙では、与党と野党として戦ってきましたが…。
中道・斉藤共同代表:
中道の旗のもとに結集された皆さん。さあ、戦いましょう。
そして、野田共同代表は議場で衆議院解散が宣言された際の対応について…。
中道・野田共同代表:
円安と金利上昇じゃないですか。危機管理が必要な状態ではありませんか。という意味から、私はとてもバンザイする気にはなれません!さっきバンザイしてましたけど…。
そして、国民民主党・玉木代表は、政策の変更が起こったのは自分たちの存在があるからと強調。
国民民主・玉木代表:
動き始めた新しい政治の流れを止めるな!と昨日ですね、政策集発表させていただきましたが、「もっと手取りを増やす」と…ポスター変わってないと言われたんですが、お金がなくて作れなかったんですが…。それでは!国民民主党、全員当選に向けてガンバロー!
そして、運命の本会議開会の5分前。
やや険しい表情で高市首相が自民党議員らと話し込むその横を通り過ぎて行った中道・野田氏。
2人が目を合わせることはありませんでした。
その野田市が座る席の横に現れたのが斉藤氏です。
立憲出身の野田共同代表と安住共同幹事長の間に座り、笑顔を見せる場面も。
そして、午後1時過ぎ…。
額賀議長:
内閣総理大臣から詔書が発せられた旨、伝えられましたから朗読します。日本国憲法第7条により、衆議院を解散する。
多くの与党議員が万歳をする一方で、野党議員で万歳をする姿はほとんど見られず。
そして、衆議院解散から約3分後、本会議場から議員の姿が消えました。
高市首相:
重い決断をしました。短い選挙ですけど頑張りましょう!
事実上の選挙戦に突入しました。
前回の衆院選挙を自民党総裁として戦った石破前首相は…。
石破前首相:
(Q.野党側はバンザイしていなかったが)私もバンザイしなかったけれどもね。ここ数回バンザイはしていない。国民の審判を仰ぐことの意義は大きいと思う。
衆議院が解散されたあと、政府は臨時閣議を開催。
27日公示、2月8日投開票とする日程を正式に決定しました。
通常国会冒頭での解散は60年ぶり。
投開票までの期間は戦後最短の16日間と異例ずくめの選挙戦となります。