上野動物園の双子のジャイアントパンダが、最後の観覧を終えました。
返還のため、27日中国に旅立つのを前にした感謝と悲しみの1日を追いました。
25日午後3時過ぎのパンダ舎出口付近には、観覧終了を控え多くのファンの方が別れを惜しんで集まっていました。
上野動物園でパンダが見られるのは25日が最終日。
24.6倍の倍率をくぐり抜けた約4400人が、シャオシャオとレイレイに別れを告げました。
訪れた人からは「さびしい。これで会えないと思うと悲しい」「いなくなるのはさみしいけど、また来てくれることを願っています」と、別れを惜しむ声が聞かれました。
最後の観覧日になった25日も、2頭は好物のササを食べたり動き回ったりといつものように過ごしていました。
園内には抽選に外れた人も訪れていて、「同じ空気を吸いたいというか、同じ場所で最後一緒に過ごしたいなと思って」「さようならを言いたかった。言えないのがちょっと残念」と話しました。
そして、午後4時半ごろ最後のグループがパンダ舎に。
それぞれ観覧が終わると扉が閉められました。
上野動物園・金子美香子副園長:
生まれたときから見守っていただいた方々が、最後の時を一緒に過ごしたいという気持ちが大変伝わってきて、ほんとうにありがたく思う。
最終観覧を終え出国に向けた準備に入るシャオシャオとレイレイ。
2頭が返還されると日本は54年ぶりに“ゼロパンダ”、パンダのいない国となります。