上野動物園の双子のジャイアントパンダが、25日に最後の観覧を終えました。
27日には日本からパンダがいなくなります。
そこで、人気者が去る街で“アフターパンダ”をどうするのか聞いてみました。
闇市から始まり、今は海外の観光客も集まる東京・上野のアメ横。
「(アメ横は)百貨店を横にしたようなもん。それで安いから、お客さん集まるのよ」と話すのは、上野観光連盟の二木忠男名誉会長。パンダ専任大使も務めてきました。
上野観光連盟・二木忠男名誉会長:
(Q.パンダの観光効果は感じた?)「パンダがいる街」で売ってますからね。常にお店はパンダをモチーフにしてグッズとか売ったりしてますから。
では“アフターパンダ”はどうするか聞くと…。
上野観光連盟・二木忠男名誉会長:
もう本当に…パンダが返還され、日本にパンダがいなくなるという、こういう状態は想像してなかった。「どうしたら?」って従来通りの形でね、やっていくしかない。でもパンダのグッズはなくさないようにしますから。お店の方にも「グッズは減らさないでください」と(伝えている)。(パンダが新たに)来るのを待ち続ける。待ちながら街を保っていく。
一方、新しい動きも。
江戸末期から続く、かつお節などの天然だし専門店「伊勢音」の4代目山崎さんは「昔のよさも大事にしていかなきゃいけない。それだけにこだわっていると置いてけぼりになってしまう。新たな開発をどんどんしていかないと」と話します。
表通り商店街を中心に進めているのが地方との交流。
パンダだけに頼らず、ここに来れば全国の逸品に出会えるという街の魅力を発信します。
2025年はその一環で、商店街の専門店が協力して“幻のお茶”とも呼ばれる静岡の「摩利支」を振る舞いました。
一方、一足先に“アフターパンダ”と向き合っている街、和歌山・白浜町。
2025年6月最後の4頭が中国に返還された「アドベンチャーワールド」では、パンダの飼育員を疑似体験できるイベントを実施しています。
いなくなってもファンとのつながりを大切にしたい、そんな思いから始まりました。
シンボルが去った後、街はそれぞれの形で“アフターパンダ”を考え続けています。