19日夕方の会見で衆議院の解散を表明した高市総理大臣。公示までわずか1週間、史上最短の選挙選を前に急ピッチで準備が進められています。総理の会見を熊本県民はどうみたのでしょうか。臨戦態勢をとる各陣営の動きと合わせてお伝えします。

【寺田 菜々海 アナウンサー】
「『私が総理大臣でいいのか国民の信を問いたい』と話していた高市総理。この解散総選挙、熊本県民の関心はどうなんでしょうか」
〈熊本市〉
【70代】「パッとしないなという感じ」(何がパッとしない?)「解散の大義が。『自分を認めてください』という感じだったから私としてはピンと来なかった」
【70代】「選挙期間が短い」「『年末までと言っていたことと全然違うじゃないか』と。自民党…政党じゃなくて自分を打ち出したい感じ(の印象)」
【50代】「改革の途中だと思うので、ある程度目途が立ってからのタイミングの方が良かったんじゃないかと思う」
【30代】「『(総理が)高市さんになってから若い世代も選挙に興味を持ち始めたよね』という話をきのう両親としていた。国のトップとして頑張ってほしいなという思いはある」
【20代】「そこまであまり詳しくは見てない」「ちょっと難しい…」
【50代】「当たり前のことを言っているなという感じ。政治家はこういうものかなと」
〈阿蘇〉
【南阿蘇村のあか牛繁殖農家】
「自分(高市首相)が進めたいことが今の(与党の)人数だとうまく決められないところがあるから、地ならしして進めたいという気持ちでやったと思う。うまくいくかはちょっとあれですが…」「自民党の裏金問題とかは片付いていないので、自民党にそのまま入れるのはどうかというところはある」
【阿蘇市のコメ生産者】
「農家に対して災害を含め、もし何かあったときの農業政策の方針が見えないので解散にあたり不安。政党政治の争いでなくて、(中略)国民目線の政治をしてほしい」
〈人吉〉
【男性】「最初は驚いたけどね。〈補正予算通したから選挙をしたい〉ということであれば容認するしかない」
【女性】「(解散して)いいと思っている。はきはきと、総理がことを運んでいるようでうれしい」
〈天草〉
【男性】「高市さんが理由を説明していたし、人によっては腑に落ちない人もいるだろうけど僕はいいんじゃないかと思う」
【女性】「イタリアのメロー二さんとの関係とか友人になっていくという距離感は見ていて気持ちがいいものがあったし、今までにない首相の在り方を見せていただいているので期待している。選挙でどんなふうになっていくか楽しみ」

各陣営も短期決戦に向け準備を加速させています。

【自民・現 西野 太亮 氏(47)】
「高市総理でいいか国民に信を問う、そして信を問う上で政策推進力を獲得することは十分に『信を問う』に値する」

熊本2区の自民党・現職、西野 太亮 さんは、高市総理の解散表明から一夜明けた20日、早速、後援会の事務所開きを行い、党所属の県議や熊本市議、後援会の幹部など約70人が参加しました。

その後に開かれた選対会議で西野さんは、「選挙が始まればSNSを中心に一気に盛り上がりを見せる。油断をせずに気を引き締めていきたい」と話しました。

【自民・現 西野 太亮 氏(47)】
「油断するとガタガタと崩れるのが選挙。票も陣営もそう。気を引き締めて、最後まで戦い抜く」

【共産・新 益田 牧子 氏(75)】
「何としてもやりたいのは物価高で苦しむ『消費税を下げてほしい』という切実な声を届けたい」

元熊本市議で共産党・新人の益田 牧子 さんは、19日熊本2区への出馬を表明。

「高市政権は物価高に対し何もしていない」と批判し、消費税を名目を問わず、一律5パーセントへ減税することやインボイス制度の廃止を訴えます。

【自民・現 坂本 哲志 氏(75)】
「今やれる人、これは私1人しかいない。今のところ国政へのパイプは坂本哲志に任せてもらいたい」

続いては熊本3区。自民党・現職の坂本 哲志 さんは地元・大津町で緊急の会合を開きました。

9回目の当選に向けた事実上の『選対本部発足式』で市町村長や県議、各種団体など約120人が集まりました。

自民党県連の前川 收 会長は連立を解消した公明党が立憲民主党と新党を結成したことに触れ、「党対党ではなく、個人の付き合いでこれまで以上の得票を目指す」と組織の結束を呼びかけました。

【自民・現 坂本 哲志 氏(75)】
「これまで8期の自分なりの経験と実績をこれからの日本と地方、熊本3区に全てをかけて実行実現する、ということを訴えていきたい」

【社民・新 橋村 りか 氏(53)】
「この社会を変えていきたい。若い人たちが将来に夢を持つことができる。〈全力で応援するよ〉と。その思いを伝えなればならない。それは私たち大人の責任です」

社民党・新人の橋村 りか さんは前回に続き2度目の挑戦です。

前回の選挙以降も社民党県連合の副代表として政治活動を続けていて、地元の益城町や菊陽町などで辻立ちを重ねています。

【社民・新 橋村 りか 氏(53)】
「自己都合の勝手な都合で解散という形になってしまう今の社会でみなさんの声を届けるには私たちが言っていくしかない。届けるしかない。その覚悟で今、向かっている」

【自民・現 金子 恭之 氏(64)】
「与党の枠組みも変わり、これまでと同じ選挙とはいかないが、しっかりと国民目線で厳しい環境の中を勝ち抜いていきたい」

続いては熊本4区。自民党・現職の金子 恭之 さんは、先週の土曜、八代市で選対本部を立ち上げ、党所属の参議院議員や県議など約50人が参加しました。

高市内閣で国土交通大臣を務める金子さん。翌日は公務で『八代・天草シーライン構想』の推進大会に参加しました。

【自民・現 金子 恭之 氏(64)】
「来年度からは計画の具体化に向けて新たなステージに進められるよう今、調整を進めている」

日本維新の会・元職の矢上 雅義 さんは19日、県総支部の役員会を開き、選挙へ向けた態勢の確認を行います。

【維新・元 矢上 雅義 氏(65)】
「日曜夜に(大阪で)政見放送を撮り、選挙カーやポスター印刷の手配に毎日追われている。これだけ急な選挙は30年間で初めて」

今回の選挙戦、維新が連立入りしたことで、与党対決の構図となっていますが、矢上 さんは企業や団体優先ではなく、地域密着を訴えます。

【維新・元 矢上 雅義 氏(65)】
「私のテーマは『日本の未来は地域の再建から』と『地域密着』。与党であっても地域住民に寄り添った政治活動に取り組みたい」

【共産・新 本村 久美子 氏(68)】
「どこにもないきれいな川、この川辺川を守るために。この機会に有権者にしっかりと川辺川の魅力やダムがどんなものかを伝え、信を問いたい」

19日、出馬表明をした共産党・新人の本村 久美子さんは、球磨川の支流・川辺川に、国が建設を計画している流水型ダムについて、断固反対の姿勢を示しています。

テレビ熊本
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