札幌、仙台、広島、福岡といった中枢都市が共に目指すべき街の方向性を探っていこうと、広島市で担当者らが議論を交わしました。
【広島都心会議・諏訪正浩さん】
「まずは皆さんで会話をしていきながら、この4都市が集まったことで何がこれからできるのか」
■街づくりの担当者が街の課題について意見交換
フォーラムには「札仙広福」と呼ばれる札幌、仙台、広島、福岡の連携を強化しようと街づくりに関わる担当者合わせて50人が参加しました。
これは、官民連携のまちづくり組織「広島都心会議」が呼びかけ、初めて開催されたものでグループに分かれて日頃感じている街の課題について意見を交わしました。
【福岡市からの参加者】
「よく東京の事例とか情報も入ってきますし、参考にもするんですけど、そんなに洒落たのはウチではできんちゃけどね」
出席者からは「若いリーダーの育成」や行政との緊密な連携などの課題が提示され、改善策を探りました。
【仙台市からの参加者】
「隣の芝は青いじゃないけど、(広島は)いいところが結構あるなという印象があるので、広島のいいところを参考に仙台ももっと頑張っていかないといけないなと思います」
【広島都心会議・佐藤彰彦さん】
「東京や大阪は確かに人が多くてすごいんですけど、単に人が多ければつくれることはあるかもしれないけど、仮に100万人都市、150万人都市だとしても、その人数でもできることって全然あると思うんですよね」
参加者らは、現場レベルの事例の共有を進め、今後も「札仙広福」で交流を継続していきたいとしています。
■広島以外、札幌、仙台、福岡はいずれも転入超過 学ぶ点は多い
≪スタジオ≫
東京、大阪などに比べると、比較的、広島とも都市の規模感も近いかなというふうに感じる都市が並んでいるわけですが、このような意見交換というのは、それぞれの地域的な特性も含めて、いい場になってほしいですね。
【コメンテーター:広島大学大学院・匹田篤准教授】
「広島としては学ぶところがすごく多いと思います。札幌、仙台、福岡はいずれも転入超過。転入が多い地域なんです。それに対して広島が唯一、転出超過の都市です。やはり、この30年の間に、例えば札幌とか福岡というのは駅前もそうですし、市内中心部についても、本当に若者向けに大きく変わってきたわけです。それに対して、広島はちょっとスピードが緩かったかなというのは否めない事実だと思います。昨年から広島駅もだいぶ大きく変わりましたし、これから街のイメージが大きく変わっていく中で、ようやく彼らに追いついていけるんじゃないかというふうに思います」