柏崎刈羽原発6号機について、東京電力は1月17日に発生した不具合への対応が続いているため、20日に予定していた原子炉の起動は延期されることになりました。
14年ぶりの再稼働が迫る柏崎刈羽原発。20日に原子炉を起動する予定で制御棒の引き抜き試験などを実施してきましたが、17日に不具合が発生。
制御棒1本を引き抜いた状態でペアになっている制御棒以外のものを引き抜こうとすると警報が鳴るはずが鳴らなかったということです。
この不具合は2本目の制御棒の引き抜き防止機能の設定の誤りによるもので、東京電力は205本全ての制御棒で警報が正常に作動するか確認を続けているため…
【柏崎刈羽原発 菊川浩 ユニット所長】
「まずは、それが終わらないと次のステップにいけないと考えている。いつ、というところは判断しかねる」
確認作業に2日程度かかる見込みで、20日に予定していた原子炉の起動は延期されることに。
ただ、余裕を持って日程を組んでいるため、2月26日に予定している営業運転の開始には大きな影響はないとの認識を示しています。
こうした状況にあっても再稼働が目前に迫っている状況に変わりはないため、県は監視体制を強化。
現在、原発10km圏内にある11のモニタリングポストで放射線の変化を、常時監視を行っていますが、新たに可搬型のモニタリングポストを2か所追加で設置し、営業運転開始までのモニタリングを強化する方針です。
【県放射線監視センター 棚橋成一 所長】
「十数年ぶりの再稼働になるので、もう少し近い地点での放射線も測定しようということで、追加で2か所、可搬型モニタリングポストにより放射線量を測ることにした」
さらに、原子炉の出力上昇時などには車載型の放射線測定器を用いた走行モニタリングも行い、発電所周辺の放射線量を測定することにしています。
【県放射線監視センター 棚橋成一 所長】
「追加して監視をすることで県民の皆さんの安心につながればと思っている」
今回のように不具合が生じた場合には日程ありきではなく、慎重に確認を進め、安全を最優先にした対応が求められます。