横倒しになった列車の車両。
連結部分は、ちぎれたように激しく損傷していた。
乗客は割れた車両の窓から脱出し、その周りでは懸命の救助活動が行われた。
スペイン南部で2つの高速鉄道が脱線…負傷者多数
日本時間の19日未明、スペイン南部で高速鉄道が脱線、別の車両に衝突する事故が発生し、負傷者は多数に及んでいる。
事故を起こしたのは、民間の高速鉄道「イリョ」。
手頃な価格で人気の鉄道だという。
列車は、南部の人気リゾート地・マラガから首都・マドリードを目指し、現地18日の夕方に出発した。
そして、経由地のコルドバ駅を通過してから約10分後、列車は突如脱線し、隣の線路に進入。
その際、走行していた別の列車に衝突、この列車の先頭2両が脱線し、斜面から落下したという。

事故後の車内をとらえた映像では、乗務員らしき人物が「電車の前方に進んでください。まだ空いている席があります」と、乗客を落ち着かせようと呼びかけていた。
最初に脱線した列車には300人以上、もう1つの列車には、180人以上が乗車していて、乗客らは非常用ハンマーで窓を割って車両から脱出したという。
乗客など39人死亡・負傷者152人
現地メディアによると、この事故で乗客など39人が死亡、負傷者は152人にのぼっているが、今のところ、日本人が巻き込まれたとの情報はない。
スペインでは、2013年にも高速鉄道の脱線事故が発生していて、この事故では79人が死亡、負傷者は140人以上にのぼり、事故の原因は、制限速度の大幅超過とみられている。
今回の事故は何が原因だったのか、一刻も早い原因究明が望まれる中、スペインのサンチェス首相はSNS上で哀悼の意を表した。
スペイン・サンチェス首相 公式Xより:
今夜は、われわれの国にとって深い悲しみの夜です。どんな言葉もこれほどの大きな苦しみを和らげることはできませんが、このつらい時に全国民が皆さまと共にあることを知っていてください。
(「イット!」1月19日放送より)
